あらすじ

あゆみと離れるため、アメリカに行くことを決断した義之。あゆみは義之が遠く離れていく事に実感を抱けぬまま、日々を送る。一方遠藤先生は、あゆみと付き合っていながらどうしても焦りが拭えない。義之が言い放った「あいつが好きなのは結局オレだよ」という一言が消えず、あゆみを自分の物にしたいという思いから、嫌がるあゆみを強引に学校で抱いてしまう。三者三様の思いが募る中、いよいよ義之のアメリカ行きの日が迫る。カレンダーに記された出発の日は11月20日。だが義之は遠藤先生に出発は13日だと伝える――。『あいくるしいから壊したい』遂に完結。単行本化に当たり多くの加筆修正に作者の制作秘話も収録。
あいくるしいから壊したい 1巻

物心ついた頃からお互い意識してたけど、ずっとそれに気付かないふりをして過ごしてきた。…俺は妹が好きだ。義之とあゆみは実の兄妹。同じ高校に通っている。お互いに惹かれ合っているけれど、今までなんとか均衡を保ってきた。その均衡を破ったのは、遊び人で有名な遠藤先生だった。ある事がきっかけで遠藤先生に弁当を作るようになったあゆみに、義之は心を乱される。妹にちょっかいを出すなと言いに行ったが、逆に心を見抜かれ、近親相姦するくらいならあゆみは自分がもらうと宣言されてしまう。その事が引き金となり、心を抑えられなくなった義之は、あゆみを無理矢理抱いてしまう。俺がお前の初めての男だ…!独特の世界観とムードで、切なく揺れ動く兄妹の想いを描いた長編。

あいくるしいから壊したい 2巻

兄の義之と教師・遠藤との間に揺れ動くあゆみ。自分が本当に好きなのは……、頭では分かっているはずなのに、想いは別のところへ……。遠藤はそんな揺れ動くあゆみに仄かな苛立ちと義之への微かな嫉妬から「カラダには、つけられていないかな……キスマーク」とあゆみの体を抱き始め……。

あいくるしいから壊したい 3巻

あゆみと離れるため、アメリカに行くことを決断した義之。あゆみは義之が遠く離れていく事に実感を抱けぬまま、日々を送る。一方遠藤先生は、あゆみと付き合っていながらどうしても焦りが拭えない。義之が言い放った「あいつが好きなのは結局オレだよ」という一言が消えず、あゆみを自分の物にしたいという思いから、嫌がるあゆみを強引に学校で抱いてしまう。三者三様の思いが募る中、いよいよ義之のアメリカ行きの日が迫る。カレンダーに記された出発の日は11月20日。だが義之は遠藤先生に出発は13日だと伝える――。『あいくるしいから壊したい』遂に完結。単行本化に当たり多くの加筆修正に作者の制作秘話も収録。