新西暦一〇七年、新東京。肉体や精神すら改造するハイドラッグが蔓延し、常用者の犯行が横行していた。 そんなドラッガー犯罪を専門に扱う保安局特務課第4班に配属された九十九朔。量刑の軽減と引き換えに犯罪者を吊り上げるハンガーと呼ばれる<執行人>の一人である零一とコンビを組むことになる。 最初は揉めてばかりいた二人だったが、次第に互いを大切に思うようになり、相手を守るためにはどうすればいいのか、と考えるようになるがーー。 そして、朔と零一が追い続けている謎の犯罪組織「九尾」。彼らの黒幕の正体が徐々にあきらかに――!? 事件が大きく動く、怒涛の第3巻!!