真界を統べる青白家の当主と人間の女との間に生まれた逢生夏維(ほうじょうかい)は、一目母親に会うため人間界へとやってきた。だが、真界からは次々と彼を狙う刺客が送りこまれる……。禁断のダークファンタジー、ついに登場!!
真界からの刺客から、夏維を救った薬師・飛柳。だが真界へと連れ戻された彼は、裏切り者の烙印を押され、責め苦を受ける。一方夏維は自分が真族の血を引くことを母親の秋鹿に打ち明けるが……!?
処刑人兄弟の元から逃げ出し、夏維の行方を追う飛柳は、黄白族の娘と出会う。その娘の家で彼が目にしたのは、青白家の名前に異常なほど怯える一人の少年の姿だった……。血と狂気に彩られたダークファンタジー、第3弾!!
虫呼・日嶽によって欲望を解放させた夏維は深い眠りに落ちた。夏維を探す飛柳は、紅露の夢を通って彼と再会する。だが久々の再会にもかかわらず、夏維の視線は冷たい……。急展開のシリーズ第4弾!!
まさか夏維がすぐそばにいたとも知らず、霧生の家をあとにした飛柳。「胸の刻印」を消した彼は、夏維を探しに人間界へと向かうため「幻想回廊」へと足を踏み入れた。しかしそこで飛柳を待ち受けるのは過去の悪夢、そして……!?禁断のダークファンタジー、緊迫の第五弾!!