天使でありながら神を疑う「鴉」。悪魔でありながら神を愛し、人として生きる「白鷺」。徐々に惹かれあう2人だが、天からの使者、地獄からの追手、そして相対する互いの立場が、2人を追いつめていく─―。
大公の手を逃れ、地上に戻ってきた鴉と白鷺。ますます絆を深める二人だったが、悪魔である白鷺は自らの影をなくし、天使の鴉は堕天の兆候が現れる。しかし謎の青年が現れ……激動の第2巻!
追っ手から逃れ煉獄へとやって来た鴉と白鷺。鴉は、白鷺の〈最も大切なもの〉になるため白鷺を抱きしめて囁く…「もう我慢なんてしない」。それぞれの想いが引き寄せる未来は悲劇か、それとも!?衝撃と感動の最終巻!