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「人の数だけ萌えがある!」をコンセプトに、あの今市子が贈る、衝撃の問題作(!?)がついに単行本で登場!バレエ公演から連ドラ、映画、名作漫画から電車に乗り合わせたオジサマ、高尾山ですれ違った人まで(笑)超!局地的萌えどころをご紹介。『花恋』レーベル初の新感覚・BL系エッセイコミック、ぜひぜひお試しあれ!
「人の数だけ萌えがある!」をコンセプトに、あの今市子が贈る、衝撃の問題作(!?)がついに単行本で登場!バレエ公演から連ドラ、映画、名作漫画から電車に乗り合わせたオジサマ、高尾山ですれ違った人まで(笑)超!局地的萌えどころをご紹介。『花恋』レーベル初の新感覚・BL系エッセイコミック、ぜひぜひお試しあれ!
「あんな耽美な絵とストーリーを描く作者は一体どんな人なんだろう」と思い手に取った今市子先生のエッセイ漫画。 ひと目で今先生だとわかる美麗な表紙はテンションがあがります。 最近6巻で完結したと知り再読したのですが、やっぱり面白かったです。 「萌えの死角」というタイトル通り映画やドラマのBL的萌え語りから、趣味の登山、家庭菜園にやってくる虫の話まで盛りだくさんの内容となっています。 作中では先生とご友人の「いま何にハマっているか」という会話から、昔好きだった作品が語られるという流れが多いのですが、これが自分にとってはそれが大変勉強になりました…! BLという概念が誕生する前から、映画や小説に『BL的萌え』を感じ取っていった諸先輩方のすごさを思い知るとともに、実際に何を観てきた作品(今後鑑賞すべき作品)を知ることができ、非常にためになりました。 ちなみに個人的に一番面白かったのが、C翼世代の今先生が「コミケの流行りについていけない」と話すエピソード。 2005年〜2019年にかけて描かれたエッセイということで、まさに自分が通ってきたタイバニ・黒バスブームに触れられていてニヤニヤしました。 平成生まれの腐女子として、「今先生たちのような先輩方のおかげで今のBLジャンルがあるのだな…」としみじみ感じ入る内容が盛りだくさんのエッセイ漫画です。 (画像は4巻44話より。貴重な今市子先生による黒子テツヤ)