あらすじ六浦健吾の二歳年上の幼なじみ・沢木秀利はゲイだ。秀利の高校卒業式の日、告白しようとした秀利を無自覚のうちに振ってから十年、健吾は後悔し続けている。抱いてくれるなら誰でもいい――そう言い放つ秀利に健吾は…!?
前作に引き続き小鉄子先生のテイストとはちょっと違うけど、ものすっごく良かった。 同性愛でいることの難しさが描かれていてとても切ない。 秀利はずっと健吾のことが好きで、でも無自覚のまま振られてしまって健吾の代わりを求めては彼らを健吾の代替にして自傷行為な状態だった。 親同士仲良いなら尚更道を外させるわけにはいかないと自分の気持ちに蓋をして、ってもう悲し過ぎる。 ついつい秀利の気持ちにシンクロしてしまって健吾の無自覚が罪!って思っちゃうけど健吾の思う「普通=異性」というのは一般的だし本当は責められないんだよね。 でも一度自覚して腹括ったら今までの自分の失敗を挽回すべく秀利を守って溺愛する健吾が良き。 元カノとの線引きも素晴らしかった。 ちゃんと本質見えてる。 (全男からチヤホヤされたいタイプだろう。) そして小鉄子先生も原作者も絶賛の三尾姉! 私も大好き! ちょっとでも姉を媒介にミオx先生と顔合わせる場面欲しかったなぁ。