あらすじ

夜な夜な金で身体を売る「カサノヴァ」と呼ばれる青年ロジェ。好きだからもっと知りたい、力になりたい――ルームメイトのレノの気持ちに煩わしさと一種の恐れを抱いていたロジェだったが、次第に心を開いていく。客と寝る行為を受け入れられないレノと、一度は別れを決意したロジェに部屋をシェアしたいというクラスメートが現れ、心揺れる二人。いつしかレノの存在に安らぎを見出していたロジェはある晩、レノに寄り添いそっと唇を重ねるのだが…。

レノの新しいルームメイトはロジェ・ブラウワー。彼は「カサノヴァ」と呼ばれていて金で体を売っているらしい。そんな彼から、金で体を売った客に抱かれるために、2・3日に一度3時間程部屋を空けて欲しいと頼まれる。そして部屋のレンタル料としてレノにも金も払うという。しぶしぶ了承するレノだったが、ある日客とロジェがセックスをしている姿を偶然目撃してしまい…人気作家ねこ田米蔵の名門寄宿学校を舞台にした『神様の腕の中』シリーズが電子コミックで登場!

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ある日届いたロジェの母親からの手紙。レノは、ロジェと母親は血が繋がっていない事実を知る。もっとロジェの事を色々知りたいレノだが、さりげない防御線と拒絶にもどかしさを感じる日々。そしてその感情は徐々にロジェに対する愛情へと変わっていく。客と寝るロジェに対し、レノは今迄抱かなかったジェラシーを抑えきれなくなってしまう。そしてその気持ちが空回りし、母親からの手紙を巡り二人の関係は最悪の局面を迎えてしまい…。

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レノの部屋を出て行ったロジェ、しかし彼を迎え入れてくれるルームメイトはもはやどこにもいなかった。一方、手紙を勝手に読んでしまった事を激しく後悔するレノだったが、謝罪をする機会を逸してしまっていた。ロジェに想いを寄せる先輩の図らいで謝罪に現れたレノに対し、ロジェは死んでしまった自分の父親にまつわるトラウマを涙ながらに語る。そう、彼は父親の死を自責の念と共に背中に負って生きてきたのだった。ロジェ目線で描かれる幼少時代の思い出と共に、物語はクライマックスに向かってゆっくりと動き始める。再び刻み始めた二人の時間と一緒に――。

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夜な夜な金で身体を売る「カサノヴァ」と呼ばれる青年ロジェ。好きだからもっと知りたい、力になりたい――ルームメイトのレノの気持ちに煩わしさと一種の恐れを抱いていたロジェだったが、次第に心を開いていく。客と寝る行為を受け入れられないレノと、一度は別れを決意したロジェに部屋をシェアしたいというクラスメートが現れ、心揺れる二人。いつしかレノの存在に安らぎを見出していたロジェはある晩、レノに寄り添いそっと唇を重ねるのだが…。

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ルームメイトのレノに「もうお金でセックスするの…やめることにした…」と宣言したロジェ。お金でしか自由にならない虚しさから解放されたロジェは、レノの側で幸せになりたいと想いを打ち明ける。そんなロジェの告白を恥ずかしくも嬉しく受け止めるレノ。しかし、ようやく打ち解けてきた二人に新たな試練が――。父の死、先生の死が続き、自らを責め続けるロジェ。そんな矢先、突然ロジェに電話が入り、電話口の男から聞かされたことでロジェはさらに苦悩の底へ追い込まれる…。一方、レノの前にもロジェを恨む男が忍び寄る…。

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「お前もロジェと同じ目にあわせてやる。」拘束され、身動きの取れないレノの身体にジェフの強引な手が怪しく迫る!傷ついたレノを目の当たりにしたロジェは静かに報復を決意するが…。「俺をアナタの好きなようにしてかまいません…」深夜の教会で、ジェフを誘いだしたロジェがとった行動とは…!?大切なものを失い続け孤独だったロジェがレノとの出逢いで見つけ出した答え、それは…感動の最終巻!

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