あらすじ

進学校に通う由布子は、入院先で白血病の青年・宏司と出会う。宏司は重い病を持ちながらも、毎日を大切に懸命に生きていた。そんな宏司に惹かれた由布子は、彼に寄り添い、彼の生き様を見届ける覚悟をする。慈しみ合った記憶は、彼がいなくなった後も、由布子の生きる目的となる―。
星くず 上

進学校に通う由布子は、入院先で白血病の青年・宏司と出会う。宏司は重い病を持ちながらも、毎日を大切に懸命に生きていた。そんな宏司に惹かれた由布子は、彼に寄り添い、彼の生き様を見届ける覚悟をする。慈しみ合った記憶は、彼がいなくなった後も、由布子の生きる目的となる―。

星くず 下

看護師を目指し始めた由布子は、亡くなった宏司と同じ病気の少女・まゆ、その兄・しげると親しくなる。まゆの死後、自暴自棄になったしげるを叱咤し、励ます由布子。しげるはそんな由布子に惹かれるが、由布子の心には、今も宏司の姿があった。そんな中、由布子は通りすがりの少年をかばって事故に遭い、看護師の夢を絶たれてしまい…。