1994年に講談社のアフタヌーン誌にて発表された小川幸辰の『エンブリヲ』は、虫とヒトとの共生を主題とした“生物學(バイオロジカル)ホラー”として人気を得、2008年には出版社を代えてエンターブレインより復刻版が刊行。新しい世代のファンを獲得し、その色あせない魅力が再び評価された。小川幸辰は、その徹底的にリアリズム的な筆致によって、紙の上に現実を描き上げ、そしてミステリ・オカルト的な幻想との融和を果たすことに成功している。今回の作品は出版社から「『エンブリヲ』の精神的な続編の執筆」を依頼されたことにより企画された。千葉県・印旛沼周辺の河童伝説を題材とし、実際には生息していないはずのもの、しかし多くの報告が寄せられるものを漫画で描き上げることにした。物語は3話から構成される。第1話&2話は80ページ強。しかし第3話は186ページとなった! この重厚かつ真摯な作品は、一度雑誌に連載されてからまとめるのではなく、直接、単行本描き下ろし作品として発表されることになる。舞台は東京都心と国際空港を結ぶ土地に拓かれた“万葉ニュータウン”。照葉樹の暗い森に包まれたこの街で連続失踪事件が起こった。犯人の特徴は、全身をうろこでおおった、まるで獣のような……。唯一無比の民俗学(フォークロリスティクス)ホラーとして、小川幸辰による共生の物語が、ふたたび刊行!
親友に殺されたのは、先に童貞を卒業したから!? めくるめく「童貞卒業」の誘惑の先にあるのは、生か死か……!? 主人公・カズヤは、親友のマサキの手で殺される……が、その瞬間、15年前の世界へタイムスリップした。自分が殺された理由を探るカズヤは、やがて「ある理由」に行き着くが……?
人を狂気に走らせる嫉妬の感情……それらが集まって“嫉”を生み出す。……この世に起こる不可思議な現象はすべて“嫉”の仕業かも…しれない。 嫉妬×霊×学園、新感覚ホラーサスペンスの開幕!
電子書籍版限定でカラー着色ページを大幅増数!東京都立川市の格安物件からダンジョンへ!?2LDK、バス・トイレ別の物件が、月家賃3万円!!驚くべき安さの秘密は、玄関が異世界につながってしまっていることだった!?主人公・トール(鈴木透 21歳、フリーター)は、ディスカントストアで整えた装備に身を固め、うきうきワクワクのダンジョン探索♪そこで彼は、金髪の美しい美少女騎士・リアと出会い――。立川市と異世界をいったりきたりで贈る、ローファンタジー渾身のコミカライズ、登場!!★単行本カバー下イラスト収録★