あらすじ

その魔笛の音色は神の声か、それとも…。100年音が鳴らなかったいわくつきの魔笛、冥黒。奏者として選んだカラクリ人形の秘密が、ミシュアルをさらなる戦いの渦中へ導く!神より賜り、王の証となる後宮楽坊の12の楽器。手中にしたものこそ、地上を支配することができる楽器をめぐり、国同士の戦いに巻き込まれた後宮楽坊の長ミシュアル。12の楽器につく精霊とその奏者たちとともに王都を脱出するが…。迫りくる追っ手、ひとつだけ奏者が決まらなかった魔笛、冥黒。窮地に立ったミシュアルを前に、皇后陛下から命を懸けて託されたカラクリ人形がゆっくりと口を開く。
冥黒の奏音(1)

その魔笛の音色は神の声か、それとも…。100年音が鳴らなかったいわくつきの魔笛、冥黒。奏者として選んだカラクリ人形の秘密が、ミシュアルをさらなる戦いの渦中へ導く!神より賜り、王の証となる後宮楽坊の12の楽器。手中にしたものこそ、地上を支配することができる楽器をめぐり、国同士の戦いに巻き込まれた後宮楽坊の長ミシュアル。12の楽器につく精霊とその奏者たちとともに王都を脱出するが…。迫りくる追っ手、ひとつだけ奏者が決まらなかった魔笛、冥黒。窮地に立ったミシュアルを前に、皇后陛下から命を懸けて託されたカラクリ人形がゆっくりと口を開く。

冥黒の奏音(2)

魔笛・冥黒の奏者となった幼い少年は何者なのか? 天から賜った十二の楽器をめぐる冒険ファンタジー! その楽器は人の心を操り、手中にした者は地上を支配するという。侵略者イドリス王は、楽器を手に入れるために執拗に後宮楽坊の長(リーダー)ミシュアルを追う。一方、王妃が命懸けでミシュアルに託したカラクリ人形の中からは、右目のない幼い少年が現れる。次第に明らかになる少年とクジャ国神話の謎。少年はミシュアルに母の面影をだぶらせ、慕うようになるのだった。すべての謎はクジャ王の占い師・モレクに繋がる。モレクとの対決を覚悟し、ミシュアルは侵略者イドリス王の前に姿を現す決心をするが…。

冥黒の奏音(3)

神に守られたクジャ国への復讐か、それとも希望か。ミシュアルに迫る、占い師モレクと魔笛・冥黒からの魔の誘惑。天から賜った十二の楽器をめぐる冒険ファンタジーついに完結! 神から賜った人心を操る十二の楽器ともう一つ…。後宮楽坊の長(リーダー)の「声」こそが十三番目の楽器だった。しかし不思議な声を持つミシュアルは冥黒を狙う占い師・モレクの罠にかかって声が出なくなってしまう。執拗に楽器を狙う侵略者イドリス。そして東宮ルトフィーを手中に置いて身を隠す謎の占い師モレクの秘密。魔笛・冥黒の奏者として徐々に成長していくルトフィーと双子の兄弟・アースィムの二人の運命。大きく変わる歴史の渦の中、民の声を受けミシュアルの戦いは最終章へ…!