あらすじ【“幼なじみ”に満足しちゃっていいの!?】アパートに泥棒が入った事件をきっかけに、チャコと達の距離はグッと接近。小さな頃のような近しさに、チャコは、達と幼なじみである幸せをかみしめる。だがその年の正月、2人で出かけた初詣でで、達が思わぬことを…!?さらにアパート中の住人が2人の関係を邪推して大騒動!
読んでいて一番驚くのは、まるで主人公たちを自分も昔から知っているような、自分も大洋アパートの住人かのような感覚に陥ることです、 これはさすがくらもち先生、、本当に場の雰囲気を描くのが上手いです。 そしてさらに驚くのは、主人公チャコ(田代寿子)と達ちゃん(姫野達)の恋愛話かと思いきや、実は大洋アパートの住人たちの物語だったということです、 真の主人公、それはクンちゃん、あなただった…! 個人的には、どの作品よりもくらもち先生のストーリーテラーの才能が垣間見える作品だと思います。 また、舞台も"マンション"でなく"アパート"ですから、こういう作品はまずもう現代では中々読めないと思います。 住人同士の会話も本当にリアルで、どこか懐かしい時代を感じることができると思います。