あらすじ幼い頃から小さな神様が見える古都。古都は神様の子供を産む使命を託された言(こと)の一族だった。やがて、生まれた双子のうち、ひとりは人間の子、もうひとりは神様の子だった。ふたりは天と大地と名づけられ、すくすくと育つ。神の子である大地はこの世の危機を救うために生まれた食べものの神で、現在、修業中の身。人間世界でおこる試練を自分のできうる力で解決していく。しかし、成長した大地を待ち受けていた人類史上、最大の危機とは……。