あらすじ

マデリンは母と弟とともに、南イングランドの森の館でひっそりと暮らしている。嵐の夜は決まって恐ろしい夢を見ること、村へ行くのを禁止されていること以外は、何不自由ない毎日だった。そんなある日、マデリンは森の中で村の少年たちと出会う。ロンドンからきたクリフは、ここ数年見つかっているひからびた死体と吸血鬼の話をマデリンに聞かせた。マデリンの数奇な運命が幕を開ける……。
悪魔の十三夜 1巻

マデリンは母と弟とともに、南イングランドの森の館でひっそりと暮らしている。嵐の夜は決まって恐ろしい夢を見ること、村へ行くのを禁止されていること以外は、何不自由ない毎日だった。そんなある日、マデリンは森の中で村の少年たちと出会う。ロンドンからきたクリフは、ここ数年見つかっているひからびた死体と吸血鬼の話をマデリンに聞かせた。マデリンの数奇な運命が幕を開ける……。

悪魔の十三夜 2巻

賊に殺されたマデリンの母は、悪鬼となってこの世に蘇った。生きていくためには他人の命を必要とする彼女は、犠牲者を探しにしばしばロンドンへと足を運ぶ。新聞を賑わす吸血鬼とは彼女のことだったのだ。村での奇妙な失踪事件も彼女のしわざだったのだが、ある日、犠牲者を村はずれの沼に運ぶ所を目撃されてしまう。彼の記憶は封じたものの、これ以上ここにいるのは危険、一家は館を後にする……。