あらすじ

父子家庭に暮らす藤沢杳と清は父と叔母の里佳子に見守られ健やかに成長する。隣の家に原田家が越してきて、ちょうど一年。“あの日”と同じく沈丁花の咲く季節が訪れ――。杳と清、ふたりの日常を綴ったほのぼのストーリー、完結巻!
つづきはまた明日 1巻
小学5年生の杳と妹の清。母を亡くし、父子家庭に暮らす2人は、母や父の妹、隣の家族と触れあいながら、のびやかに育ってゆく――。ありふれた出来事の中に見え隠れする、人の優しさ、純粋さ、冒険心etc.ふんわりとあたたかい気持ちになれる、日常ほのぼのストーリー!
つづきはまた明日 2巻
杳と清の兄妹は、優しい父、お茶目な叔母らに見守られ、すくすくと成長してゆく。亡き母を想い、寂しさをおぼえる日もあれば、友達との触れあいに心躍る日も――。そんな二人を見守りながら、逆に大人達も、子供達から新鮮な驚きと喜びを与えられるのだった。日常ほのぼのストーリー、待望の第2巻!
つづきはまた明日 3巻
父子家庭に育つ杳と清は父、叔母に見守られ少しずつ成長してゆく。杳は、夏祭りで友達と謎の仮面男を追いかけて鮮やかな夏の思い出を作り――?ゆるやかに過ぎる日々を、丁寧な筆致で綴った日常ほのぼのストーリーの決定版、待望の第3巻!
つづきはまた明日 4巻
父子家庭に暮らす藤沢杳と清は父と叔母の里佳子に見守られ健やかに成長する。隣の家に原田家が越してきて、ちょうど一年。“あの日”と同じく沈丁花の咲く季節が訪れ――。杳と清、ふたりの日常を綴ったほのぼのストーリー、完結巻!
ひみつの階段

ひみつの階段

不思議な出来事が起きる寄宿舎で、少女たちは友情を育み、悩み、大人へと成長していく。心温まる学園ファンタジー!! 未収録作品を含む珠玉の短編を一挙収録!
試し読み
女の子の設計図

女の子の設計図

幼い頃に両親が離婚したため離れて暮していた姉妹・花南(かな)と青音(あと)。再会当初はぎこちなかった二人だったがお互い少しずつ心を開き始め……!?表題作シリーズほか『少年』『wicca』、「百合姫」掲載作品『おんなのからだ』を収録。甘さと苦さが溶け合う、紺野キタ初の百合作品集!
カナシカナシカ

カナシカナシカ

幼い頃から誰かの気配を感じていた中学生・藍(あい)は、迷い込んだ異世界で母親によく似た少女・すずろと出会う。彼女こそ両親の本当の子供で、自分は異世界の出身で、母親のお腹の中で二人が入れ代わったのだと知った藍は!?不思議な縁(えにし)で結ばれた少年と少女の交流を描いた、紺野キタのチェンジリング・ファンタジー!
猫の手はかりない!

猫の手はかりない!

女装男子・小篠景虎は、父親と大ゲンカの末、家を出て、住み込みで働くことに。働き場所は、高齢の男性だけのシェアハウス! しかも住人たちは皆、何か訳アリの様子。果たして景虎と住人たちは、上手くやっていけるのか!? 日々の小さな出来事が愛おしくなる、ハートフル日常コミック!
日曜日に生まれた子供

日曜日に生まれた子供

ダーラム家の主ローランドの恋人は、父の跡を継いだ若き執事エリックだ。けれど、ふたりの間には厳然たる身分の差異が存在しており……。階上と階下、主と執事の恋を描いた表題作を始め、厳しい自然に暮らす森の住人、かつての教師と生徒の秘密、そして少女たちの密やかな時間を綴った紺野キタの珠玉の作品集!
SALVA ME

SALVA ME

ずっと求めていた彼であって彼でないものあれもあれもあれもすべて彼というひとりであるのにあの旋律が今も私の心をかきならし私の胸をかきむしるその名前を恋とよぶのだ(『SALVAME』より)『SALVAME』を始めとした6作品を収録。
田園少年

田園少年

親友で幼なじみのテツとシゲの甘ずっぱい青春を描いた『少年』シリーズ、親同士の再婚で兄弟になったふたりの微妙な関係、意地っぱりな子供たちの戯れ、現実と幻の交錯する男子校を繊細かつ緻密に描いた人気作『夜を訪なうもの』を含め、少年たちの季節を描いた珠玉の作品集。
つづきはまた明日
漫画版『子供の情景』には小さな痛み
つづきはまた明日 紺野キタ
あうしぃ@カワイイマンガ
あうしぃ@カワイイマンガ
一年前に母を亡くした藤沢家。小五の兄・杳(はるか)と妹の小一・清(さや)は、隣に越してきた原田家の一人娘・小五の佐保を見て驚く。 「お母さんの、子供の頃の写真とそっくり……」 ◉◉◉◉◉ 男女なのに似ている杳と佐保。佐保に親しみを感じる清。杳と似た雰囲気を持つ杳の幼馴染の綾瀬ことみ。不思議な縁で繋がる彼らには、取り立てて大きな事件もドラマも無い。優しいタッチと植物の装飾で描かれる「夢と現」の日常は、明るさも切なさも子供らしい下ネタすら可愛らしく包摂して、ただ其処にある。 彼らの日々を綴りながら、子供の感性について、子供・大人双方の視点から描かれる。幼い清の空想世界を楽しむ大人。少し遠くを見る杳の詩情に魅せられる佐保。人の心に寄り添う佐保の優しさ。子供を見守りつつ自らの心を見つめる大人達……そこにある感性は豊かだ。 楽しい事ばかりでは無い。折々に亡き母を思う兄妹は、時に感情の処し方に迷い、それでも日常を、悲しみ切なさと共に笑って生きる。その在り方は、何があっても「生きていかなければいけない」私達の心の処方箋でもある。 シューマンの楽曲よりは、心が「痛む」感覚のある『子供の情景』と言いたい。