あらすじ父子家庭に暮らす藤沢杳と清は父と叔母の里佳子に見守られ健やかに成長する。隣の家に原田家が越してきて、ちょうど一年。“あの日”と同じく沈丁花の咲く季節が訪れ――。杳と清、ふたりの日常を綴ったほのぼのストーリー、完結巻!
親をはじめとした身近な大人たちが全力で守ってあげなくてはいけない。しかし、過保護になりすぎてもいけないのが難しいところ。 少し子供を心配しすぎ?気にしすぎ?とも思える杳と清の父親。父子家庭になったばかりという背景ももちろんあるけど、子供がもし事故にでもあったら!?誘拐されたら!?クラスメイトに悪口を言われたら!?と心配で心配でならない親の気持ちが痛いほどにわかる。 この漫画はそういった、子どもを守る立場の大人たちの目線と、守られる子どもたちの目線どちらも真摯に描いた素晴らしい作品。子ども時代を思い出して懐かしさも感じつつ、大人の目線で子どもの成長を見つめる感じで読みました。 マンバでおすすめしてもらったんですが、こういう漫画、もっとくれ…!と読み終わった今なってます。 すべての子どもが健やかに育つには、大人はどうすればいいんでしょう。と考える。そうやって大人が悶々と考えてるうちに、子どもはどんどん大きくなる。 結局大人にできることって、あーだこーだ口は出しながらも、無事に育っていくところを見守り続けることなのかな。