あらすじ万物の声が聞こえるのに、死んだ母の声だけが――。おのが力を厭う優作(ゆうさく)に、父の真実の叫びは届くのだろうか?(『夜ごとの闇のその空で』より)死者や動植物、人間の心の声を聞く能力を持つ少年・優作。大病を患って以来、死者の姿を見る能力を持つようになった少女・ゆかり。二人が出会う死者は、「悲しみ」「孤独」「弱さ」を抱えている――。人間の心の光と闇を描いた3編を収録した、死と愛の感動ストーリー。