大学在学中に脚本家デビューを果たした史音は、恋愛経験がほぼゼロ。仕事が好きで打ち込んできたし、恋愛をしてこなかったことを後悔してはいない。しかし、その恋愛がわからないことが仇となり、恋愛ドラマの脚本に詰まってしまう。プロデューサーからボツが出まくる中、現れたのは不動産会社のエリート営業・志貴。女慣れしていて、スマートで、イケメンで、ついでにバツイチ。そんな彼に、史音は「恋を教えて」と頼む。史音のことを面白がる志貴は、売れっ子脚本家になった暁には志貴の営業する超高級マンションを買うことを条件に、引き受け、2人の「疑似恋愛」が始まることに…形だけの恋から、果たして生まれる感情とは…?