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福家堂は京都にある老舗の和菓子屋。しっかりものの長女・雛、おてんばの次女・あられ、天然の三女・ハナが暮らす。そんなある日、銀行に勤めている桧山家の御曹司・薫が、突然雛に結婚を申し込み…。
ある日、職人の健司が実家の和菓子屋に帰ってしまった。このまま戻らないかもしれない健司に、ひそかに思いを寄せるあられは不安でしかたない。そんなあられのために、ハナは健司を連れ戻そうと大阪に向かうが…!?
高校受験を控え、微妙なお年頃のハナ。そんな時、庵が突然、東京の学校に転校することになり…？一方、雛と桧山薫の前に突然現れた舞妓・市雀。市雀と桧山、二人の間にはただならぬ過去があったようで…。
高校生になったハナは、慣れない高校生活で、庵への想いは募るばかり…。一方、結婚式を目前に、かつて桧山薫と恋仲だった市雀の存在が気になる雛。二人の気持ちはすれ違ったまま結婚式は近づいてきて…。
一度は離れたものの、ようやく自分の気持ちに気付いた雛。あられに後押しされ、もう一度やり直そうと桧山薫のもとへ向かう雛を、突然の列車事故が襲う！事故の報せを受け、事故現場に駆けつけた桧山たちは…？
福家堂で働く、職人の健司にかかってきた一本の電話。それは菓子博覧会への出品依頼の電話だった。名誉な話に喜ぶ福家堂。そんな時、福家堂でトラブルが発生し…？個人の栄光か、職人の仕事か―。果たして健司が選ぶのは…？
庵からの手紙を待つハナ。そんなハナに想いを寄せる壬生の若様・直輔の積極的なアプローチにハナの気持ちは揺れ動く…。そんな時、庵が京都に帰って来て…!?一方、雛の妊娠に喜ぶ福家堂。だが雛は素直に喜べなくて…。福家堂三姉妹物語、感動の完結巻！
代々、受け継がれてきた由緒ある和菓子屋の３姉妹が、それぞれ色んなパターンの恋愛をして悩んで成長して行く姿が描かれていておもしろい。時にはちょっとぶつかり合いながらも、お互いのことを支えあう３姉妹のことが羨ましくなりました。中でも次女あられと職人のケンちゃんとの恋は良かった。