あらすじ

数奇な運命に弄ばれる双子姉妹の愛と憎しみを描いた大人気大河ロマン。昭和46年、将士と澪の子・莉花は父の愛人が母の双子の姉・真帆であることを知る。莉花は、父の行動と母の態度に納得がいかないで、家出。澪と義弟・祐輔の子・幸雄は、自分の父親が誰なのか、疑い始めていた…。
花衣 夢衣(1)
数奇な運命に弄ばれる双子姉妹の愛と憎しみを描いた大人気大河ロマン。昭和25年、画家の娘として生まれた双子姉妹・真帆と澪は17歳。病気の父に代わり、真帆は米軍将校宅に住み込みの手伝いに、澪は母の和裁を手助けしながら骨董店に勤め始めたが…。運命の気まぐれさに翻弄される双子姉妹の生涯を描いた作品。
花衣 夢衣(2)
数奇な運命に弄ばれる双子姉妹の愛と憎しみを描いた大人気大河ロマン。昭和25年、17歳の双子姉妹・真帆と澪が運命の荒波に翻弄され始める。澪の代わりに米兵に襲われた真帆は、妊娠、中絶失敗して子宮を失う。父が病死し、母の不貞を知った真帆は、東京を離れ加賀で友禅染の修業を始めた。そこで運命の人・将士と出会い…。
花衣 夢衣(3)
数奇な運命に弄ばれる双子姉妹の愛と憎しみを描いた大人気大河ロマン。第2部は、昭和38年、加賀友禅染めでひとり立ちするために、真帆は12年ぶりで東京に戻ってくる。東京で暮らす妹・澪と真帆のかつての恋人で現在は澪の夫・将士の間には、莉花と晃一という子供がいたのだが…!?
花衣 夢衣(4)
数奇な運命に弄ばれる双子姉妹の愛と憎しみを描いた大人気大河ロマン。昭和38年、12年振りで東京に戻って、友禅染の仕事を始めた姉の真帆は、妹の澪の夫・将士と再会したことで関係をもってしまう。莉花と晃一という将士との子を持つ澪は夫の相手が真帆ではないかと疑い始め…。
花衣 夢衣(5)
数奇な運命に弄ばれる双子姉妹の愛と憎しみを描いた大人気大河ロマン。昭和38年、12年振りで東京に戻って、友禅染の仕事を始めた姉の真帆は、妹の澪の夫・将士と再会したことで関係をもってしまう。そのことに気づいた澪は、病弱な義弟・祐輔の想いと優しさを愛しいと思い始め…。
花衣 夢衣(6)
数奇な運命に弄ばれる双子姉妹の愛と憎しみを描いた大人気大河ロマン。夫・将士の子供として、義弟・祐輔との子・幸雄を産んだ澪。時は流れて、第3部、昭和46年。澪と将士のひとり娘・莉花は中学2年になり、週の半分位しか、家に帰らない父に、愛人がいることに気づいていたが…。
花衣 夢衣(7)
数奇な運命に弄ばれる双子姉妹の愛と憎しみを描いた大人気大河ロマン。昭和46年、将士と澪の子・莉花は父の愛人が母の双子の姉・真帆であることを知る。莉花は、父の行動と母の態度に納得がいかないで、家出。澪と義弟・祐輔の子・幸雄は、自分の父親が誰なのか、疑い始めていた…。
花衣 夢衣(8)
数奇な運命に弄ばれる双子姉妹の愛と憎しみを描いた大人気大河ロマン。昭和46年、将士と真帆の不倫が原因で、羽嶋家はバラバラになりつつあった。莉花の家出、幸雄の水難事故…。壊れゆく家庭を目の前にし、いたたまれなくなった将士は、ついに真帆と別れ、澪のもとに戻る決心をしたのだが…。
花衣 夢衣(9)
数奇な運命に弄ばれる双子姉妹の愛と憎しみを描いた大人気大河ロマン。昭和47年、長年に亘る真帆との不倫に終止符を打ち、澪のもとに戻った将士だったが、真帆と安藤が結婚するという話を聞き、心穏やかではなく…!?また、結婚の約束の日を前に、将士への思いを完全には断ち切れずにいた真帆は!?
花衣 夢衣(10)
数奇な運命に弄ばれる双子姉妹の愛と憎しみを描いた大人気大河ロマン。昭和53年、大学生になった莉花は同じ大学の助教授・浅野との不倫に終止符を打ったが、浅野はあきらめきれず、異常なストーカー行為を働くようになった。また、莉花は京都で出会った宇田川と恋に落ちるが…。そんな折り、突然倒れ入院した将士。病状は重く…!?
花衣 夢衣(11)
数奇な運命に弄ばれる双子姉妹の愛と憎しみを描いた大人気大河ロマン。“監禁事件”による心の傷を癒せない莉花は!?そして、がんの宣告を受け闘病生活を続ける将士は!?連載7年に亘った超大作がついに完結!莉花と幸雄のその後を描いた番外編『東福寺にて』、『水の都から』の2編も同時収録。
ゆりかごの棘

ゆりかごの棘

自分の血を分けた我が子なのに、どうしても傷つけてしまう…。自分の幼少時の記憶がヒステリックを引き起こし、自分の子供に暴力を振ってしまう。子供の体に無数の痣を見つけた父親がとった行動は? まさが妻が―…? 母と娘の心の病気、問題を描いた作品集。
隣の男

隣の男

引っ越ししてきた時から感じていた誰かの視線。それから起こり出す奇妙な出来事。アパートへ引っ越してきたOLの茜に降りかかる不幸、そしていつまでも会う事のない隣人の正体とは…!?
隣の男

隣の男

新しい生活に胸を膨らませ、アパートへ引っ越したOLの芳村茜。茜は居心地の良さに満足するも、部屋では常に誰かの視線を感じ不気味に思う。さらにある日、下着を盗まれるなど恐怖の日々を過ごすことに…。やがて茜は同じアパートでも隣に住む男の顔だけ知らないことに気づくのだが、すでに茜の身に危機は迫っていて…!? 人間の心の闇を繊細に描いた四作品を収録した短編集!! ▼目次 隣の男 カルメン 東京夜想曲(ノクターン) Dark Memory
試し読み
ゆりかごの棘

ゆりかごの棘

幼少期のトラウマが原因で、どうしても我が子に手を上げてしまう母親。母親との関係が原因で拒食症に陥ってしまった少女。娘に異常な愛情を持ち、妻を裏切り続ける父親。家庭内のシリアスな問題を描いた短編集!! ▼目次 ゆりかごの棘 赤い金魚 遠い祭り 壁のまえで 腐蝕の家
試し読み
緋の闇

緋の闇

17歳の少女・高橋笙子が、いっしょに棲んでいる男を刺し殺した。笙子は現行犯で逮捕されたが泣きじゃくるばかりで真相は謎のままである。そんな折、証言者が現れた。芹沢雅人19歳。部屋から一歩も出なかった笙子と雅人は、紙飛行機による文通で接触していたという。そして…!? 【同時収録】風の中のオーバル
空と海と蜃気楼と

空と海と蜃気楼と

昭和40年代、蜃気楼が見える北陸の小都市・魚津。この町で無邪気な幼少時代を過ごした瞳、純、一雄。しかしその幸せは長くは続かなかった。彼らを待ち受ける数奇な運命とは――!?3人の想いが交錯する純愛悲劇、第1巻!!
風の輪舞

風の輪舞

夏生が小学生の頃、母と叔父が家の火事で亡くなった…。夏生の父・大介は、亡くなった叔父から野代産業を引き継ぐことになり、夏生は父と弟と共に、祖父母と叔父の家族が住む野代家で暮らすことになった。亡き叔父の妻・麻美から執拗な嫌がらせをうけるが、いつしか麻美の息子・英明と恋に落ち―。
彩りのころ

彩りのころ

高校1年生の宗次郎の恋人・葵が拓也に犯され妊娠。家出をした葵を探す宗次郎…。『彩りのころ』は、昭和51年から52年にかけて週刊セブンティーンに連載され爆発的な人気を得ました。昭和61年に『このこ誰の子?』(フジテレビ系)としてドラマ化もされています。津雲むつみの作家生活30年の中で代表作と呼べる作品のひとつです。