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「ダークグリーン」シリーズの３作目となるアクションファンタジー。見知らぬ少女を助ける予知夢を見た青年・瀬尾琢人（せお・たくと）は、その夢の続きを見ようと再び眠ると、今度はなぜか高校時代の物理教師・柴崎（しばざき）と議論する夢を見る。その後、なにかと不運が続いて自殺を考える瀬尾は、自暴自棄で予知夢の少女が告げた待ち合わせ場所のハンバーガーショップへ行き、そこで予知夢の少女・愛川舞（あいかわ・まい）と出会い……!?
愛川舞（あいかわ・まい）から託されたププラとともに夢世界へ入った瀬尾琢人（せお・たくと）は、「クン」と名乗る子供から24時間以内に「サン」へＤＮＡを届けてほしいと頼まれる。夢から覚めた瀬尾は、舞や柴崎（しばざき）らと公園で会ってその話をするが、ププラの印が柴崎へと移ってしまう。そして舞のためにサンへＤＮＡを届けようとする瀬尾は、その後に見た夢の中でププラの羽を手に入れて……!?
蜘蛛の巣にかかった愛川舞（あいかわ・まい）が、蝶に殺される予知夢を見た瀬尾琢人（せお・たくと）。舞のことが気になりながらも仕事も金もアパートも失った瀬尾は、公園のベンチで眠り込んでしまい、ヒトの夢に入れる力を手に入れたリュオンと出会う。そして瀬尾は、危険が迫る舞を助けるべくリュオンとともに彼女の夢の中へ……!?
柴崎（しばざき）の家に居候することになった瀬尾琢人（せお・たくと）は、名取（なとり）からの電話で愛川舞（あいかわ・まい）が重体だと知らされる。急いで病室へ駆けつけるが間に合わなかった瀬尾は、急死した舞の魂を連れ戻して生き返らせるために、病室に居合わせた北斗（ほくと）とともに「精神次元」へと向かうのだが……!?
愛川舞（あいかわ・まい）の魂を連れ戻すことに成功した瀬尾琢人（せお・たくと）だったが、柴崎（しばざき）には、舞たちの遊びに付き合わされているだけ。それはただの現実逃避だ。と、諭されてしまう。そうして改めて現実を直視した瀬尾だが、職は一向に決まらず憔悴しきっていた…。そんな時、家に訪ねて来た名取（なとり）に、「精神次元」やリュオン、舞や北斗（ほくと）たちと体験したことは全て瀬尾の現実だと叱咤され…!?
美久ことり（みく・ことり）と柴崎（しばざき）と共に、夢の中で逃げ続ける瀬尾琢人（せお・たくと）。この危機的状況を打開するには、状況を把握し、ただの夢だと素直に受け入れること。反発はストレスであり、心を開いて夢に委ねることが必要だと、瀬尾は柴崎に助言を受ける。だが、次々と起こる荒唐無稽な現象に、瀬尾は困惑するばかりだった…。
ようやく夢から覚めることができた瀬尾琢人（せお・たくと）だが、ポケットには現実に存在しないはずのププラの姿が…？そんな時、高校時代のクラスメート、華穂と偶然再会した瀬尾。友人の神田川と結婚間近の華穂から、本当は瀬尾のことが好きだったと告白され、あの時自分が告白していたらと思った瞬間――目の前に高校時代の瀬尾と華穂が現れて…!?
北斗（ほくと）とリュオンの助けで、今度こそ本当に夢から目覚めることができた瀬尾琢人（せお・たくと）。だが、４日間の眠りから目覚めたのは瀬尾だけで、柴崎は未だ悪夢の中に置き去りになったままだった…。病院に運ばれた柴崎は、衰弱死は免れたものの、目覚める兆しは見られなかった。そして瀬尾は、名取（なとり）から愛川舞（あいかわ・まい）が死んだと告げられ…!?
瀬尾は自分の夢の中に置いてきた柴崎を探すため、北斗と共にふたたび夢の中へと向かう。強引についてきた高校生の少女・名取やリュオン、ププラも加わり、目的地のヒトのヨドミを目指す瀬尾たちだったが、着いた先はなんと６千万年以上も過去の恐竜世界だった…!!
異物である瀬尾や北斗を監視していた鳥たちは、リュオンが剣で攻撃したことから人間を敵と見なしてしまう。人間を排除しようとする鳥にあえて攻撃することで、その地から飛ばされた北斗たちだが、瀬尾と名取は残されてしまった。残された二人は、記憶を過去へ過去へと遡っていくが…。
ププラと友達になったスズメに案内されて辿り着いた家には、なんと千鳥の姿があった。瀬尾は、北斗とリュオンの待つヒトのヨドミに行きたいと千鳥に訴える。しかし千鳥は、家の中でテレビを介して現実世界の老いた自分を見ているだけで、何も知らないと言う。ひなこなら何か知っているのではと、千鳥に催眠術をかけて、ひなこのことを思い出させようとする瀬尾たちだが…。
80歳過ぎてからようやく会うことができた千鳥の妹・ひなこ。そのひなこにヒトのヨドミに案内してくれるよう頼む瀬尾。そして、タケノコで作られた挟まれた空間、ゲートに入った瀬尾と名取の前に現れたのは、通行税を求める腐った醜い怪物だった…。その怪物たちの中を、ひなこを抱え、名取と共に逃げる瀬尾。しかし、名取は怪物の不意打ちに遭い、瀬尾も追い詰められ…!?
世界は大きく歪み、近代文明の暴走を止められず、地球は今、大絶滅の真っ最中にある。ヒトのヨドミの大陸からこの歪みを正すため、科学を知る者が先導しなければならない。そう柴崎から聞かされる瀬尾。瀬尾の夢の中に現れた柴崎は協力を要請するが、突然ププラも現れ…。
ププラと共に最下層、地下38階へとやって来た瀬尾。その下には古代遺跡のような世界が広がり、地下牢の中には現実に帰ったはずの北斗が。中央議会警察に拘束された北斗は、瀬尾に助けを求める。中央議会の世界改革は柴崎が中心となり、反対する北斗を閉じ込めたのだ。そして柴崎が正しいのかを瀬尾に確認してほしいと…。
予知夢の中に現れたリュオンは自我が崩壊し、戦うマシンとなって瀬尾に襲い掛かる。そして二人の間に現れたのは柴崎が作った組織が腐敗した具現体。リュオンは怪物化した柴崎に斬りかかるが、リュオンの持つ剣は柴崎が与えたもので、その剣は柴崎の命でリュオンの肉体を切り裂き…!!
熊淵、愛川舞たちを殺したのは柴崎。それは中央議会の決定で、ルグザーグの意志。死人は使役できる証明と柴崎は言い放つ。そして今度は瀬尾を亡き者へと。全生命を否定する柴崎が暴走し、地球が破壊されるという未来。その未来を覆すため、瀬尾と北斗は柴崎たちに戦いを挑む決意を固めるが…。
瀬尾は魂が溶け込んでほぐれてゆく中で、死者のヨドミが天国か地獄にあるのかを確かめようとするが…。「あとがきマンガDXすずめのボツマンガ大公開!!」収録。
ダマを解き「自分」というフィルターを解除して真実を見つけようとする瀬尾がたどり着いた世界は…。「あとがきマンガDX正常性バイアス発動中…がーん…」収録。
「ヒトの意識世界が支配される!!」…危機的なルグザーダからの吸収から、瀬尾はみんなの身を案ずるが…。「あとがきマンガDXお母さんにはナイショだよ！ がーん２」収録。
心をひとつにして、ルグザーダを倒す―「人類全体の象徴の巨人を創り上げるのは、この場所だ」!!!! 待望の21巻がついに電子配信!!!! 「あとがきマンガDXドレーンが取れるまで がーん３」収録。
「4次元時空」とは別の「宇宙」からきた別次元の「意識」がセオの本質的な理解を促すが…!? 待望の22巻がついに電子配信!!!! 「あとがきマンガDXがーん！…そしてコロナへ…」収録。
ダークグリーンの続編であるディープグリーンが色々と消化不良だったので続編に期待していました。いつのまにかwebコミックででていたようで嬉しいです。ダークグリーンの時から気になっていた動物の意識世界や、新たな意識世界の側面が次々とあらわれてきます。続きが楽しみとともに最後まできっちり読みたい作品です。