あらすじ

NO.6の空が……燃えている。――紫苑(しおん)をかばって重傷を負ったネズミのために、紫苑は再びNO.6の市内へ。だがそこは、いまや市民の暴動とパニックの渦と化していた。理想都市と謳われたNO.6が崩れ去ろうとするなか、紫苑とネズミは、人類の……そして二人の未来を賭けて最後の対決へと向かう――!大ヒット近未来ジュブナイル、感動のクライマックス!
NO.6[ナンバーシックス] 1巻

人類の叡智を集めた未来都市≪NO.6(ナンバーシックス)≫。そこで幼い頃から未来を約束されエリートとして育った紫苑(しおん)は、12歳の誕生日の嵐の夜、「ネズミ」と名乗る傷ついた少年を匿ってから、運命が急旋回。4年後、紫苑の周りで続々と奇怪な事件が起こり始める。紫苑とネズミの、あまりにも過酷な青春が幕を開けた……!あさのあつこの大ヒット近未来SF小説を完全コミカライズ!!

NO.6[ナンバーシックス] 2巻

「ぼくは今まで、いったい何を知っていたんだ――?」すべてを快適に管理された聖都市での全てを捨て、“ネズミ”とともに≪NO.6(ナンバーシックス)≫を脱出した紫苑(しおん)。命がけで逃亡した先は、紫苑が初めて目にする壁の向こうの世界・西ブロックだった。銃の使用すら日常の、暴力・混沌が支配する街で、紫苑はネズミから「俺の敵だ」と宣告されるが……!?紫苑とネズミ、2人の運命が加速度を増す!

NO.6[ナンバーシックス] 3巻

何があっても、君のそばにいる。――≪NO.6≫を追われ、ネズミと共に暮らし始めた紫苑(しおん)。西ブロックでたくましく生きるイヌカシや力河(りきが)と出会い、慣れないながらも、この地で懸命に生きようとする。一方、≪NO.6≫では沙布(さふ)が治安局にさらわれていた。それを知ったネズミは、紫苑にその事実を隠そうとするが……!?物語はさらに疾走する!

NO.6[ナンバーシックス](4)

生きて帰れる可能性はほぼ0パーセント……。幼なじみの沙布(さふ)が、矯正施設に捕らわれたことを偶然知ってしまった紫苑(しおん)は、ネズミを巻きこむまいと、何も話さないまま、独り、沙布救出に向かう。危険だ、関わらなければいい。そう思うネズミが選んだ道は……!?2人、運命の分岐点の夜!

NO.6[ナンバーシックス](5)

「人狩りだ!」突然侵入してきたNO.6軍の装甲車。それは無抵抗な人々を殺戮し、生き残った人々を矯正施設へと連行し始めた。これが唯一の、矯正施設へ潜入し沙布(さふ)を救い出す方法……。だが潜入した先で紫苑(しおん)とネズミが見たものは、想像を絶する「地獄」だった!くじけそうになる紫苑にネズミは……?過酷さを増す二人の青春!

NO.6[ナンバーシックス](6)

紫苑(しおん)とネズミがようやくたどり着いた矯正施設の地下奥深く……。そこには巨大な洞窟があり、怪しい人影が……。茫然と立ち尽くす紫苑に、“老(ろう)”と名乗る人物は、≪NO.6≫成立に関わる恐ろしい秘密を明かす。そしてネズミが、自分の悲しい過去を語り始めた……。≪NO.6≫よ、お前はどこまで残酷なんだ……!ネズミの深奥の傷に紫苑が触れ、物語は更に深化する!!

NO.6[ナンバーシックス](7)

矯正施設の最上階、そこに沙布(さふ)がいる。イヌカシたちが起こした騒ぎに紛れ、矯正施設に侵入した紫苑(しおん)とネズミ。命懸けで進んだ先で二人が目にしたのは、脳をえぐり出された人間の死体の山、山、山……。追い詰められ、死を覚悟したネズミを前に、紫苑は武器を手にしてしまい――!?「ぼくは誰も救えない……」NO.6の残酷を目にし続け、豹変する紫苑。その時、ネズミは……!?

NO.6[ナンバーシックス](8)

好きよ、紫苑(しおん)。誰より、あなたのことが好き。――命を賭してたどりついた矯正施設最上階。そこで紫苑は、ついに沙布(さふ)との再会を果たす。しかし救出を図ろうとする紫苑に、沙布は、非情な結末を望むのだった……。脱出を急ぐネズミ、沙布を救いたい紫苑、2人の間に亀裂が生まれようとしていて――!?

NO.6[ナンバーシックス](9)

NO.6の空が……燃えている。――紫苑(しおん)をかばって重傷を負ったネズミのために、紫苑は再びNO.6の市内へ。だがそこは、いまや市民の暴動とパニックの渦と化していた。理想都市と謳われたNO.6が崩れ去ろうとするなか、紫苑とネズミは、人類の……そして二人の未来を賭けて最後の対決へと向かう――!大ヒット近未来ジュブナイル、感動のクライマックス!