時は平安。生涯独身と心に決めていた大納言家の瑠璃(るり)姫は、ひょんなことから高彬(たかあきら)と婚約とまではよかったが、事件につぐ事件で…!?ぶっとび平安ラブ・コメディ。
瑠璃(るり)姫の活躍により東宮廃位の陰謀は阻止された。しかし、事件を共に解決した鷹男の正体が実は…!?波瀾含みの第2巻。
三条邸炎上の混乱の中、高彬の機転で後宮に身を隠すことになった瑠璃姫。身に覚えのない怨恨のため多くの犠牲を出した憤りから、犯人逮捕に意欲を燃やしていたが…!?
帝への復讐をやめさせようとする瑠璃姫に吉野君が託した言葉は、大皇の宮の妹姫の失踪事件を指していた。それはまた、吉野君が院の御落胤であることを暗示する言葉でもあった。吉野君を救うために瑠璃姫が走る!!
前の大事件で、主・高彬に失態を演じさせた瑠璃姫を遠ざけるため、高彬に愛人を作る計画を練る守弥。だが、意外な落とし穴が!?
吉野で出逢った謎の男に促され、ついに帰京を決意した瑠璃姫。小萩と二人おしのびで京へと旅立ったその道中、高彬の一行と遭遇するが、再会に喜ぶ瑠璃姫が目にしたのは…!? 愛憎劇が浮かび上がる最終巻!!
1980年代の懐かしい人気ベストセラー小説のマンガ作品。平安時代が舞台ながら現代言葉で現代と同じ考え方をする主人公瑠璃姫のセリフに大きく納得しながら読んでしまう楽しいストーリー。その時代には16歳ともなれば誰でもお嫁に行く年齢、でも瑠璃姫は別。父親の遊び好きに泣かされたお母さんが可哀想、独身主義がなんでいけないの?なんて言う現代っ子の様な瑠璃姫に「その通り!」とは思うものの、平安時代の男性には理解不能かも。原作者の氷室先生が、瑠璃姫と同じ様に親からしつこく結婚を勧められた実体験から生まれた設定、それがより親近感を覚える。初恋の君、吉野君との再会はどうなるのか、幼馴染で年下の高彬と理想の結婚生活が出来るのか、特に歴史物好きには興味深く面白い、現代風の平安ラブコメ作品。
平安絵巻を見事に少女漫画へと色鮮やかに落とし込んだ作品です。親しみの持てる主人公瑠璃姫はかわいくて十二単も美しい。楽しく読んでるうちに平安時代の様子もわかるようになってきて一挙両得です。個人的には鷹男の帝が好きだったので高彬とどっちとくっついてもいいと思っていました。吉野の君は…切ない。
1980年代の懐かしい人気ベストセラー小説のマンガ作品。平安時代が舞台ながら現代言葉で現代と同じ考え方をする主人公瑠璃姫のセリフに大きく納得しながら読んでしまう楽しいストーリー。その時代には16歳ともなれば誰でもお嫁に行く年齢、でも瑠璃姫は別。父親の遊び好きに泣かされたお母さんが可哀想、独身主義がなんでいけないの?なんて言う現代っ子の様な瑠璃姫に「その通り!」とは思うものの、平安時代の男性には理解不能かも。原作者の氷室先生が、瑠璃姫と同じ様に親からしつこく結婚を勧められた実体験から生まれた設定、それがより親近感を覚える。初恋の君、吉野君との再会はどうなるのか、幼馴染で年下の高彬と理想の結婚生活が出来るのか、特に歴史物好きには興味深く面白い、現代風の平安ラブコメ作品。