あらすじ

本当はわかってるんだ。一緒にいることが大事だって。言葉はその次でいいって。終わりじゃない。これが始まり。私たちの願いはきっと叶う。――本宮(もとみや)家と中村(なかむら)家、合同の家族旅行。真魚(まお)は父と、基(ひろ)は妹の陽菜(ひな)と、なんとか距離を縮めようと頑張る。でも、実は陽菜には両親の死について秘めた思いがあって……?一方真魚はついに、父から待望の一言を!?真魚も、基も、願いが叶う時が来る……!!?
たいようのいえ 1巻

「今、この家に帰ってこなきゃいけないのが、すごくすごくうれしい――」……子供の頃、むかいの基(ひろ)の家に入りびたっていた真魚(まお)。その家に行くと必ず元気になれたから。数年後……父の再婚で家に居場所がなくなった真魚は、両親を亡くして以来、独りで家を守る基の家に住まわせてもらうことになったけれど……!?年の差幼なじみ2人の、明るく切ないラブストーリー!

たいようのいえ 2巻

居場所のない真魚(まお)を家に置き、変わらずやさしく接してくれる基(ひろ)。そんな基への恋心に気付いた真魚は、基に「好き」だと言ってしまった。しかし、ぎくしゃくする基を見て、真魚は告白を取り消す。基を困らせたくないけど、好きな気持ちはあふれてくる。そんなとき、真魚の小説の読者「ラジカル」さんと会うことに。待ち合わせに現れたのは……!?さらに、基の弟・大樹(だいき)が帰ってきて――!!

たいようのいえ 3巻

いっしょに帰ろうって手をつないでくれるあなたはどう思ってるんだろう――。この止まらないドキドキとか嬉しくてたまらない想いとかみんなはどうやって抑えてるんだろう――。基(ひろ)のやさしさに同情を感じてしまった真魚(まお)。対等になりたくて、自分を変えたくて、真魚は基の家を出る決心をする。父親と向き合う、と真魚は基に話すのだけど、なんと基のほうが、真魚を徐々に意識しはじめていた……!?

たいようのいえ 4巻

この家にいるかぎり家族。でも本物の妹にはなれない。彼女でもない。わかってる……バカなのは何も言わない私のほうなんだって……。でも、ひょっとして――。夏休み中だけ帰ってきた、基(ひろ)の弟・大樹(だいき)と、基に内緒で居酒屋アルバイトをはじめた真魚(まお)。そこへ偶然、基が「ラジカル」さんと一緒に飲みに来て……!?不安と嫉妬で、ぐるぐる回る真魚の思考。そしてついに、3人がはち合わせする瞬間が……!!

たいようのいえ 5巻

不器用な少女、真魚(まお)。世話焼きな青年、基(ひろ)。年の差幼なじみ2人のお互いを想い合う気持ちは高まり……?「基……もしかして私のこと好き?」つい、こぼれてしまった真魚の問いに、基の答えは――。真魚をとりまく人それぞれの「好き」のカタチが交錯する中、お互いへの真摯な心は2人の距離を縮めていくものの……突然、大樹(だいき)からある宣言が!?年の差幼なじみの明るく切ない同居生活ラブストーリー!

たいようのいえ 6巻

「誰も傷つかない恋なんてないのかな」誰かを想うほどに、別の誰かの想いとぶつかって進めなくなる。真魚(まお)も基(ひろ)もラジカルさんも織田(おだ)くんもちーちゃんも。そんな中、密かに真魚を想う大樹(だいき)がついに帰ってくることに。基の願いは一歩前進だけど!!?年の差幼なじみの明るく切ない同居生活ラブストーリー。

たいようのいえ 7巻

忘れてるわけじゃない。彼の目指すこの家の未来には私の姿はない……。私は私の未来へ行こう。でも。うまく言葉がでない……。「こんな気持ちにさせてたなんて……ごめん。」大樹(だいき)が帰ってきて基(ひろ)の願いは前進した。妹の誕生会への誘いを受けて2度目の一時帰宅することを決意した真魚(まお)は?誰かを想って進めなかったみんなが新しい想いを知って、それぞれついに……!!?

たいようのいえ 8巻

この家には私がほしかったものがたくさんある。だから、本当にここが私の居場所みたいに錯覚してしまうんだ。――社員旅行に向かった基(ひろ)とラジカルさん。基のいない家で2人きりの真魚(まお)と大樹(だいき)。それぞれ募らせてきた思いをついに告げる時が――!?そして、あとは妹・陽菜(ひな)を待つのみとなった中村(なかむら)家の再生は――!!?年の差幼なじみの明るく切ない同居生活!

たいようのいえ 9巻

ここにいる限り彼と対等になれない。彼の夢も叶わない。だから帰るんだ、絶対。みんな、少しずつ前へ前へ進んでるから。――「なんで昨日あんなこと私にしたのか」突然キスしてきた基(ひろ)の気持ちが分からずモヤモヤしっぱなしの真魚(まお)。期待を抑えながら、とにかく前進をと今までで一番長く家に帰ることに。その真魚の様子に焦る大樹(だいき)は?それぞれが新しい一歩を踏み出す時が来た……!!?

たいようのいえ 10巻

考えることがたくさんある。なんで逃げてきたんだろう……あと少しなんだ。ちゃんと向き合うんだ。彼が私にそうしてくれたように……。「子供のころからずっと好きだった。」大樹(だいき)がついに真魚(まお)に真剣告白。戸惑う真魚は、かつてと逆に実家に逃げ込む。しかし、その実家で義母(はは)がくれる優しさに基(ひろ)と大樹がくれたものを思い出し……。誰もが優しく、誰もが出口のない気持ちに少しずつ道筋を見つけ始めて……!?

たいようのいえ 11巻

本当はわかってるんだ。一緒にいることが大事だって。言葉はその次でいいって。終わりじゃない。これが始まり。私たちの願いはきっと叶う。――本宮(もとみや)家と中村(なかむら)家、合同の家族旅行。真魚(まお)は父と、基(ひろ)は妹の陽菜(ひな)と、なんとか距離を縮めようと頑張る。でも、実は陽菜には両親の死について秘めた思いがあって……?一方真魚はついに、父から待望の一言を!?真魚も、基も、願いが叶う時が来る……!!?

たいようのいえ 12巻

その手がどんなに救いになるか誰よりも知っている。あの人が独りでいるなら私は返していかないといけない……少しでも。――「お母さんと一緒に暮らさない?」突然訪ねてきた実の母・柚乃(ゆずの)からの提案。身勝手だと思いつつも、母の孤独を知り突き放すことができない真魚(まお)。孤独な自分に基(ひろ)が、みんなが手を差し伸べてくれたように、自分も母を支えるべきでは……。悩む真魚が、最後に出した結論は……!?

たいようのいえ 13巻

「やっと言えた…。」改めて基(ひろ)と2人きりでデートをすることになった真魚(まお)は、意識しまくってしまって、普段通りにできない。そんな真魚にも優しく合わせてくれる基。お互いのこれまでを振り返って…そして、ついに我慢しあってきた想いを告げる時が!! 年の差幼なじみのラブストーリー、涙、涙の完結第13巻!! 感動のフィナーレ!!