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咸臨丸(かんりんまる)の艦長を務め、軍艦奉行として出世した勝海舟(かつ・かいしゅう)。しかし京都・池田屋騒動で斬られた志士の中に自身の弟子がいたことや神戸海軍操練所の閉鎖により、軍艦奉行を免職され、知行二千石を召し上げられてしまう。二千石の大身から、わずか百俵のサラリーをいだくまでに落ちぶれた海舟。そんな中、愛弟子である坂本竜馬は、薩摩の西郷隆盛と長州の桂小五郎を引きあわせ薩長連合の礎を築いていた。長州征伐をもくろむ幕府により、海舟は再び軍艦奉行に任命され、幕臣に復帰するが……!?朝敵となった徳川幕府に、錦の御旗をおしたて迫り来る官軍、江戸百万の生命を救うため海舟は一世一代の大バクチを仕掛ける!!