あらすじ

大宝石、女王の瞳をヘリコプターで持ち去ったX団は、東京中を占領すると宣言する。さらにX団は宝石王と呼ばれる夏目に襲いかかる。ホテルの客に扮したX団のマダムは、夏目の娘、チエ子を誘拐するが、名探偵ビリーパックに正体を見破られてしまう。逃げ出したX団の車をパトカーが追跡するが、X団が仕掛けたトリックに引っかかり…。
ビリーパック(1)

両親が殺され、一人ぼっちになったビリーは叔父に引き取られ、隣に住む研一とすみれの兄妹とも仲良くなり、すくすくと成長する。だが昭和20年3月、東京は空襲で火の海と化していた。そして終戦となり、ビリーはアメリカへ、研一とすみれは母親の帰りを待つため、渋谷へと向かった。しかし研一は悪の手先となって麻薬の売買に手を染めていた…。

ビリーパック(2)

自ら狼人間と名乗る不気味な男は宝石商の山口夫妻を殺害し、逃亡中。復讐の鬼と化した恐るべき狼人間は、次なる復讐する相手、浜口親子に迫る。その前に立ちふさがったのは、名探偵となったビリーパック。そして昭和31年のクリスマス・イブ、浜口のもとへ狼人間こと大上悪太郎から、命をもらい受けるとのクリスマスカードが届く…。

ビリーパック(3)

大宝石、女王の瞳をヘリコプターで持ち去ったX団は、東京中を占領すると宣言する。さらにX団は宝石王と呼ばれる夏目に襲いかかる。ホテルの客に扮したX団のマダムは、夏目の娘、チエ子を誘拐するが、名探偵ビリーパックに正体を見破られてしまう。逃げ出したX団の車をパトカーが追跡するが、X団が仕掛けたトリックに引っかかり…。

ビリーパック(4)

悪を徹底的に懲らしめる少年、名探偵ビリーパック。東京中を占領すると宣言し、都民を恐怖の底に陥れるX団。ビリーパックの調査で地下鉄の下にX団の本部に通じる地下道があることがわかり、鬼原警部たちはその地下道に急ぐ。だが、それを知ったX団は応援を要請する警察官を殺し、鬼原警部たちを待ち受ける。

ビリーパック(5)

名探偵ビリーパックの活躍により、X団は壊滅したが、新たな悪の組織、海底ギャング団が現れた。鋼鉄よりも数倍強いBMガラスを発明した科学者の松波博士は、BMガラスの書類と一緒に拉致され、連れ去られてしまった。ビリーパックや鬼原警部たちは必死に博士の行方を探すうち、犯人は軍隊のように訓練された大組織ではと考える…。

ビリーパック(6)

大組織、海底ギャング団に拉致された鋼鉄よりも強いBMガラスを発明した松波博士は、海底ギャング団の本部、鉄が島に連れ去られていた。博士の救助のため、ビリーパックと鬼原警部は変装して鉄が島の地下工場に忍び込む。だが、そこでは松波博士が発明したBMガラスを使ったMB艇の第1号が早くも完成していた。

ビリーパック(7)

海底ギャング団を滅ぼしたビリーパックと鬼原警部は、久しぶりの休日を楽しむため、浅草に映画を観に出かけた。映画館で突然、不気味な猫の鳴き声が響き渡り、スクリーンに怪猫仮面が写し出された。そして怪猫仮面は午後1時に人を殺すと叫ぶ。ビリーパックは急ぎ、他の階で開催中の世界魔術団の実演ショーに向かうが…。

ビリーパック(8)

復讐の鬼と化した怪猫仮面は、次々と悪事を重ねる。名探偵ビリーパックは怪猫仮面の正体は警視庁の黒田であることを突きとめるが、阪本巡査に変装した第二の怪猫仮面が現れ、町のチンピラを使いビリーパックを殺害しようとする。阪本巡査を怪しいと感じたキューピーは、彼を尾行し、不気味な屋敷に入って行った彼を追って、屋敷の中へと…。

ビリーパック(9)

怪猫仮面が潜んでいるキャバレー、黒猫に乗り込んだ名探偵ビリーパック。そして、ボスの熊川の前でビリーパックと阪本は闘うことに。空手の有段者、阪本に押され気味のビリーパックだが、その時、キャバレー・黒猫の入口に警官隊が。怪猫仮面一味と警官隊の壮絶な撃ち合いが始まった。敢然と立ち向かう少年、ビリーパックの活躍。