あらすじ

兄の竜徳が真恵に告白したことを知った尊虎は、コーチとして尊虎をしごく食堂の親父・広野に、兄より速く走れるように頼む。それを受けた広野は、全日本中学陸上競技選手権大会の予選100メートルで、ゴール手前5メートルまで両手を後ろに組んで走るよう尊虎に命じる。そして、見事その予選を大逆転で制した尊虎だが…?
SPEED KING(1)

高校生にして100メートルの日本記録に迫り、短距離界のホープといわれる怪物高校生・末藤竜徳。その笑顔に女性ファンのハートはメロメロ。一方、竜徳の弟・尊虎は天才の兄に比べられ、クズ、ウジとののしられるヤンキーな中学生。そんな尊虎が一目で夢中になったのは、陸上部の仁科真恵。仁科は、明るく素直で頭も良い優等生で、尊虎に陸上部をすすめるが…!?

SPEED KING(2)

真恵に好かれようとする尊虎は、彼女にすすめられて陸上部に入部する。中途入部した尊虎だが、驚異の走りを見せ部員達を唖然とさせる。走りの基礎もロクにわからない尊虎だったが、その後出場した大会の100メートルで、中学生ながら10秒台を叩き出す!そんな活躍も、真恵の存在あってこそなのだが…彼女が憧れている存在は尊虎の兄・竜徳であった…。一方、尊虎の走りを見た食堂の親父は、彼の素質を見ぬいて…?

SPEED KING(3)

兄・竜徳に劣らぬ走りを見せる尊虎に、同じ中学生のライバルが現れた。ケンカ相手がバイクで逃げるところを走って追いついたというエピソードをもつ晴信。その晴信と100メートル勝負をする尊虎だが、晴信のコーチは、スタートの合図の後、1秒待てと晴信に命じて…!?

SPEED KING(4)

兄の竜徳が真恵に告白したことを知った尊虎は、コーチとして尊虎をしごく食堂の親父・広野に、兄より速く走れるように頼む。それを受けた広野は、全日本中学陸上競技選手権大会の予選100メートルで、ゴール手前5メートルまで両手を後ろに組んで走るよう尊虎に命じる。そして、見事その予選を大逆転で制した尊虎だが…?

SPEED KING(5)

全国大会予選で尊虎の前に再び現れた晴信は、尊虎以上の走りで観客を驚かす。しかし会場には、以前、晴信にケンカで負けたヤンキーたちが、復讐のため訪れていた。そしてヤンキーたちは、かつて十両までいった元力士の巨漢・荒瀬に仕返しを依頼し、晴信をおびき出すためエミを拉致。おびき出された晴信は窮地に陥ってしまう。だがそこに、晴信の後をつけていた尊虎が現れて!?――レースの時間は、刻一刻と迫っていた…!

SPEED KING(6)

100メートル走のライバル、尊虎と晴信の前に新たな強敵・宇田川兼人が現れた。彼は特別招待選手として出場するという。100メートル決勝で10秒25という、とてつもない記録で優勝した宇田川だが、最後まで食らいついた尊虎に驚く。――それから3年後。日本選手権男子100メートル準決勝に登場した尊虎とライバルたちが、再び激突する!!そして尊虎は――ノンストップ陸上マンガ、完結!!