あらすじ

▼第1話/パンツの秘密▼第2話/Jリーガーはサッカーがうまい▼第3話/建国に疲れ家出したオンナスキーの行く手に…▼第4話/スパイ大作せん▼第5話/モテモテ王国本土決戦▼第6話/恐怖の大王降臨▼第7話/いらっしゃいませ・▼第8話/詩人はねモテモテなんじゃこれがまた▼第9話/王国VS教団▼第10話/正義とナオンとやくざ殿▼第11話/甘いワナにはワナがある▼第12話/二国同盟締結▼第13話/モテる男の条件▼第14話/全てはナオンが決めること▼第15話/硬派になれば軟派じゃない▼第16話/やっぱりどう考えても…▼第17話/当然ヒーローはモテる!!▼第18話/12月のクリスマス▼第19話/建国しました、あけまして!▼第20話/名探偵ファーザー
神聖モテモテ王国(1)
▼第1話/別に死んでもイイ奴ら!!▼第2話/妖精王者▼第3話/メロンと独立宣言!!▼第4話/フラレナオン祭り!!▼第5話/さわやか中指一本拳人中打ち▼第6話/ロックグループ大地に立つ!!▼第7話/ファッションリーダー▼第8話/オザケンパワー▼第9話/親子漫才バン万歳!!▼第10話/好きじゃ、せつない程…▼第11話/愛の後遺症▼第12話/モテファーザー・▼第13話/悪魔の方程式▼第14話/女教師見参▼第15話/運命の出会いは近い▼第16話/出会い▼第17話/ペンフレンド▼第18話/国連加盟申請中▼第19話/ビルドアップ大作戦▼第20話/ファーザー死す
神聖モテモテ王国(2)
▼第1話/パンツの秘密▼第2話/Jリーガーはサッカーがうまい▼第3話/建国に疲れ家出したオンナスキーの行く手に…▼第4話/スパイ大作せん▼第5話/モテモテ王国本土決戦▼第6話/恐怖の大王降臨▼第7話/いらっしゃいませ・▼第8話/詩人はねモテモテなんじゃこれがまた▼第9話/王国VS教団▼第10話/正義とナオンとやくざ殿▼第11話/甘いワナにはワナがある▼第12話/二国同盟締結▼第13話/モテる男の条件▼第14話/全てはナオンが決めること▼第15話/硬派になれば軟派じゃない▼第16話/やっぱりどう考えても…▼第17話/当然ヒーローはモテる!!▼第18話/12月のクリスマス▼第19話/建国しました、あけまして!▼第20話/名探偵ファーザー
神聖モテモテ王国(3)
▼第1話/まよいこんだ男▼第2話/デトロイトスタイル▼第3話/MG部隊ふたたび…▼第4話/ウイマドモアゼル▼第5話/バレンタイン危機一髪▼第6話/王位献上?▼第7話/ならず者の奇跡▼第8話/父はモテモテ…▼第9話/メロンの魔力▼第10話/教団の戦い▼第11話/オンナスキーの事情▼第12話/独裁者の孤独▼第13話/知佳さんがやってきた▼第14話/かわいそうな大王▼第15話/女子身体検査の権威▼第16話/好色エスパー▼第17話/ファーザーの失敗(いつも)▼第18話/ナイーブ無双▼第19話/王国興廃有此一戦▼第20話/ファーザーの追撃戦▼第21話/ファーザーとオンナスキー
神聖モテモテ王国(4)
ナオンと彼らだけの約束の地、神聖モテモテ王国。23の謎を持つファーザーとその息子メガネボーズがもてもて台風上陸中って感じかにゃ~?
神聖モテモテ王国(5)
ファーザーの仇敵・キャプテントーマスがトーマス団を組織していることが明るみに。本人は世界平和を策謀するいい団、と説明するが……(第6、7話)。他に、どう考えても無謀なファーザーの計画が初めて成功し、女の子と食事をするというショッキングな出来事も(第13話)。
神聖モテモテ王国(6)
相変わらず無謀な作戦ばかり立てては、失敗に終わるファーザー。第5話ではなんとマンガ家を志望、キャプテンを原案協力兼アシスタントに『電光石火供えガイ』を発表する(全7ページ)。さらに第11話ではマンガ編集者となり、マンガ家志望の女の子をナンパするという卑劣な行為も。もてるためにはなんでもやる、ていうか、そんなんで本当にもてるのか?
神聖モテモテ王国
強烈にマニアックな一発ネタの数々
神聖モテモテ王国 ながいけん
名無し
これは、ナオンと彼らだけの蜜あふるる約束の地・モテモテ王国の建国を目指す、自称謎の宇宙人ファーザー(23の秘密がある)とオンナスキー(メガネ)の物語です。舞台となるモテモテ王国は普通のアパートの一室。ちなみに王権は神から授けられたもの(王権神授説)なので、その正統性に疑問を挟む余地はありません。ファーザーとオンナスキーは、何者か(悪の組織や犬やトーマス)の陰謀にもめげず、とにかく女にもてようと、バンド・フィンガーツーを結成したり、お笑いコンビ・ザビ山ドズル、ガルマを結成したり、宮廷画家・宮廷ハニーになったり、ユカイツーカイ俗物くんになったりする、いろいろアレな8ページギャグマンガなのです。  はっきりいって、何をいってるかわからない説明かもしれませんが、あらゆる意味で伝説の作品であることは、わかっていただけたことでしょう。私は、この作品の言葉の感覚が大好きです。一つ一つの言葉に宇宙的な何か…イデが込められているのです。  第一話「別に死んでもいい奴ら」(タイトルからすでに最高だ)の冒頭からキレキレです。  「オンナスキー… わしらがなぜもてないかというと…」「何かの陰謀じゃよ!!」セリフだけではわからないと思いますが、この間がたまらなくステキなのです。絶妙な間と、強烈なセンテンス、そして歴史、特撮、ジョジョ、三国志といった、あらゆるマニアックなネタ…それがうまく合わさっているのです。  「ご冗談でしょう、ファインマンさん」というネタはまだいいのです。「宇宙の棋士テッカマン永世名人」とは一体なんでしょうか?しかも持ち駒はペガスです。物語はこの強烈にマニアックの一発ネタを皮切りに「テッカマンは、宇宙奨励会時代からすでに「この宇宙人は将来の名人なり」と言われており、期待の大型生物として、本州・四国・九州に生息。  水のきれいな川の石の下にいて、小さな虫などを食べる」という説明(~将来の名人なりのくだりは、『月下の棋士』のパロディと思われる)が入ってあさっての方向に暴走します。でも、1コマ後にはなんの問題もなく元の物語にもどっていくのです。  これらのステキな文章を読んでいると、たとえ言葉として通じていなくても、意味が心からわかるという体験をします。文法の正しさだけが日本語ではないんだ!そんな体験をさせてくれたのは富野由悠季監督と『神聖モテモテ王国』だけです。  そんな感動と共に、オンナスキーがファーザーに投げかけた言葉が、今も僕の胸に刻み込まれているのです。「もうお前 生きたいように生きろ… だってお前の人生なんだから」