『闇金ウシジマくん』初の転生ストーリー! 目を覚ました場所は大阪。時は1990年代。トラックに飛び込んで凄絶な最期を遂げたはずの愛沢浩司は、時空を超えて生き延びていた。気が付けば、そこかしこで火炎瓶による火の手があがり、暴徒と機動隊が乱闘中。持ち前の腕っぷしで、なんとか混乱をかいくぐったものの事態を全く飲み込めない愛沢は、西日本有数のドヤ街をあてどなく彷徨う。警察の職質にも遭い逃走、見知らぬ地で窮地に陥った愛沢は、泊めてもらった1泊300円のドヤの主人に励まされる。「ここは懐の深い街や。人生やり直したらええ」 ヤクザ、シャブ売人、元犯罪者…訳あり者たちが巣食う転生先で かつて爆音街道を制した元暴走族総長のリベンジ人生が始まった――!!
新生愛沢の前途を阻むはまたもやヤクザ! 「未来人愛沢、最強ぉおお!!」 偶然入ったラーメン屋。客と店主の間で行われていた野球賭博に飛び入り参加した愛沢。野球少年だった頃の過去の記憶を紐解いて大勝利を収め、暴走族「愛沢連合」をヤクザ組織「愛沢連合会」に発展させ強者の人生を突き進むことを決意する。その手段として、未来の知識を活かして荒稼ぎするべく舎弟となった竜二を本格的な賭場に差し向ける。ところが調子に乗る愛沢に冷や水を浴びせる人物が現れた。賭場を仕切る地元のヤクザ鵜崎に押される愛沢は自らを関東の稼業人と称してハッタリをかまして難局を乗り切ろうとする。しかし、そんな愛沢に鵜崎は無情な宣告―――― なけなしの手持ちを張った賭け金は全て無効。力で威圧するヤクザの理不尽なやり口に愛沢はまたもや屈するのだった。一方、そんな暴力社会の厳しい現実を目の当たりにした竜二は、いじめられていた過去と決別し、強い自分に生まれ変わる覚悟を決める。もうアニキの顔に泥は塗らない。その証として、眠っていた内なる刃を覚醒させ…… かつて爆音街道を制した元暴走族総長のリベンジ人生、第2巻!!