1976年、読売ジャイアンツはおさえのリリーフピッチャーの人材に苦しみながらも、なんとかセ・リーグで優勝。リリーフピッチャー探しは急務であった。そして、76年の冬、長嶋・王の二人が街を散歩していると、小学校で草野球をやっている少年達に出会う。その中に、小学生ながらプロ顔負けの剛速球を投げる男の子・滝巨人くんがいた。長嶋は、即プロで通用すると判断し、小学生ながら巨人くんをドラフト会議で3位指名。1ヶ月の宮崎キャンプを終え、オープン戦で初登板・初勝利。そして、いよいよペナントレースへ突入! 1977年から「コロコロコミック」などで連載された大人気野球マンガ。
『リトル巨人くん』はアラフィフ世代にはコロコロコミックの三大看板として記憶に残している方も多いでしょう。(ドラえもん、ウルトラマン、巨人くん) 但し前者2タイトルや小学館に連載されていたアニメやコミカライズ作品とともに多くのバリエーションが存在しています。 このため少年時代に読んだ物語とは微妙に違うストーリーになっているものもあり、注意が必要です。 第一期は長嶋監督のもとジャイアンツからは王、堀内、新浦、小林繁、阪神は田淵、掛布、ラインバック、ブリーデン、大洋のシピンなど各チーム当時の人気選手が登場、懐かしさだけで読んでしまう人も多いでしょう。 第2期は藤田監督・王助監督のもと基本的には話がスタートしますが、現実で1980年代巨人人気が下降したことでストーリーがテコ入れされており、複数の展開が見られるため注意が必要です。