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御家のため両親の言うままに婚約した没落華族の令嬢・すみれ。花嫁修業として婚約相手の小鳥遊家で暮らすことになったが、怪我で陸軍入隊が取り消しになった婚約者・大成は八つ当たりのようにすみれに暴力を振るい、幸せとは程遠い生活だった。その上、義母にも嫌味を言われ、嫁ぎ先で虐げられる日々。だが、すみれには黙って言うことを聞くことしかできなかった。そんなある日、義母から山奥にある神社に参拝するよう命じられる。その神社には“言葉にした願いを叶えてくれる神様”がいて、大成の腕が治る方法はそれしかないと言うのだった。そんなの迷信にすぎないと思いつつ、言われたとおりお詣りをするすみれ。何も起こらないと思った矢先、突然神社に光が溢れ“言の葉の神”が現れる! 呆然とするすみれに、神様は願いを叶えると言いながら、「代わりに対価を払ってもらう」ととんでもない要求をしてきて…!? 感情を押し殺しながら生きる没落華族令嬢と令嬢に想いを寄せる神様の血を引く青年の、求婚から始まる和風ラブファンタジー!