あらすじ

右代宮家親族会議に現れた顧問錬金術師と称する女、ベアトリーチェ。その姿は、島に住むと言われ肖像画に描かれている魔女・ベアトリーチェに生き写しであった。果たして魔女は実在するのか?そして起こる第一の惨劇。悪趣味に飾られ、鮮血に彩られた遺体の数は、六。奇しくもその数は、黄金郷へたどり着くための謎が秘められし碑文の一節「第一の晩に、鍵の選びし六人を生贄に捧げよ。」を想起させるものであった。この殺人は、誰が、何のために?嵐により外界から途絶した孤島・六軒島は黄金の魔女に支配される。
うみねこのなく頃に Episode2:Turn of the golden witch(1)

連続殺人幻想第二章、開幕。一代で家を隆盛の極みに導いた右代宮金蔵。命数尽きようとする、かの老当主が所有せる莫大な金塊を巡り片翼の鷲の紋章を許されし一族の思惑が交錯する。大人達の駆け引きの一方で右代宮家の使用人“家具”紗音は仕えるべき一族、右代宮譲治に想いを寄せる。同じ家具としての宿命に生きる嘉音の掣肘を余所に、紗音は魔に魅入られる。紗音の許されぬ恋――それは、この世のものならぬ力によって成就された。黄金の魔女のベアトリーチェ。愚かな人間達への哄笑が運命の孤島に響き渡る。

うみねこのなく頃に Episode2:Turn of the golden witch(2)

家具。心を持ってはならぬ右代宮家の使用人。紗音は、魔女の力を借り自らの思いを成就させた。嘉音は、敢えて距離を置くことで自らの思いを忘れようとした。しかし、酷薄なる魔女は千年の生のひとつの余興に、彼らの恋心を弄ぶ。昭和58年10月4日親族会議のその日。六軒島に集まってくる片翼の鷲の紋章を刻みし欲深き者達。彼らの前に現れたのは黄金の魔女。連続殺人幻想第二章。駒は揃った。戦士と魔女の長きに渡る戦いが、今幕を開ける。

うみねこのなく頃に Episode2:Turn of the golden witch(3)

右代宮家親族会議に現れた顧問錬金術師と称する女、ベアトリーチェ。その姿は、島に住むと言われ肖像画に描かれている魔女・ベアトリーチェに生き写しであった。果たして魔女は実在するのか?そして起こる第一の惨劇。悪趣味に飾られ、鮮血に彩られた遺体の数は、六。奇しくもその数は、黄金郷へたどり着くための謎が秘められし碑文の一節「第一の晩に、鍵の選びし六人を生贄に捧げよ。」を想起させるものであった。この殺人は、誰が、何のために?嵐により外界から途絶した孤島・六軒島は黄金の魔女に支配される。

うみねこのなく頃に Episode2:Turn of the golden witch(4)

礼拝堂の六体に続き、朱志香の死体を発見した楼座は、姿の見えない嘉音を犯人と断定する。気高く最後まで魔女に立ち向かった嘉音の亡骸はどこに消えたのか。朱志香の魂は嘉音を詰る生存者達に悲痛な反論を唱えるが……。狼と羊のパズルになぞらえ楼座は生存者達を二つに分かつ。暴風と降雨の狂想曲の中、黄金郷への道が刻まれし碑文に従いひとつ、またひとつ、死体は積み重なっていく。最後の晩は、もうすぐ。

うみねこのなく頃に Episode2:Turn of the golden witch(5)

死んだはずの嘉音により熊沢、南條は殺害された。其の姿はまるで魔の世界の住人の其れであった。紗音、譲治らは魔の力に対抗すべく夏妃の霊鏡を手に入れるため礼拝堂へ向かった。其処に舞い降りる黄金の蝶。ベアトリーチェ。メタ世界で赤字を用い戦い続ける戦人は魔女の牙城をうち崩せるのか!?碑文に刻まれし最後の晩は来たれり。遂に黄金郷への扉は開かれる。連続殺人幻想第二章ここに終幕。一つのゲームが終わり、新たなゲームが始まる。