あらすじ

四道を平定し、邪馬台をも併呑したヤマト国。天下への野心に逸る大王オシロワケは、いまだにヤマト国に服さぬ東国征伐をタケルに命ずる。東国でタケルを待ち受ける運命とは!?
ヤマトタケル1巻

父の名代で奴国に遠征してきた皇子オウス(後のヤマトタケル)は、近隣の賊・川上タケルの砦攻略に悩む。だが、その娘・鹿文と出会った事で、衣装を借り砦への潜入を試みることに…。ヤマトタケルの物語、堂々開幕!

ヤマトタケル2巻

敵の首領から名を贈られ「ヤマトタケル」と名乗ることになった皇子オウス。だが父・景行天皇から、女装して敵を倒したやり方を「大将のやることではない」と厳しく責められ…!?古代史ロマン、第二巻!

ヤマトタケル3巻

兄・オオウスを連れ戻すため、美濃へやってきたヤマトタケルことオウス。だが柔弱だったオオウスは、美濃の国造・神骨の娘である遠子と恋に落ち、別人のように凛々しくなっていた…。古代史ロマン、待望の第三巻!

ヤマトタケル4巻

四道を平定し、邪馬台をも併呑したヤマト国。天下への野心に逸る大王オシロワケは、いまだにヤマト国に服さぬ東国征伐をタケルに命ずる。東国でタケルを待ち受ける運命とは!?

ヤマトタケル5巻

天叢雲剣の霊力により火攻めの窮地を脱しイカハ兄弟を撃滅したタケル。そんな中、弟橘姫がタケルの子を宿す。つかの間の幸せに浸るタケルと弟橘姫だったが行軍を遮る走水の潮流が二人の運命を揺り動かしていく…。

ヤマトタケル6巻

東征は完遂した。故国・倭への郷愁が募る中、帰路につくタケル一行。しかし、甲斐駒ヶ岳を眼前に見上げた刹那、轟音と共に背後の八ヶ岳の火口が火を噴き始める。凄まじい衝撃に見舞われタケルの軍は潰走を余儀なくされる。さらにタケルの帰還を阻む陰謀がタケルの前に立ち塞がるのだった。謎と悲劇とロマンに彩られたヤマトタケル帰路の物語が遂に明かされる――!!