「俺が幸也を守るから」そう言ってくれた唯一の味方、芳彦に再会したのは八年後、教師と生徒という立場だった――。地元に異動が決まった幸也が担当するクラスに、かつての道場仲間だった芳彦がいた。懐いてくれた芳彦の期待を裏切るように、突然道場を辞めてしまった幸也は罪悪感でいっぱいだったが、昔と変わらず優しく接してくれる芳彦。しかし昔とは違う大きな手や逞しい腕に、芳彦の成長を実感すると共に動揺し…?それが何故なのか分からなかったが、ある日突然芳彦からキスされて――!?表題作他「ナマイキ家政夫のくずし方」「鬼の手のうち~おまえの精気はおれのもの~」「赤髪の将軍と反逆の王」を収録した豪華版!