あらすじ

馬をあてがわれ知事にもてなされた陶雪義。広州まで同行した男・葉欣栄の行く末を気にするものの、放免されたと聞き安堵する。しかし、葉は雇い主である提督が罪に問われ、自身にも身の危険が及ぶ。
[話売]犬と燕1

時は数百年前――不穏な空気に包まれていた中国で、皇帝の軍に所属する宦官・陶雪義は罪人の王(ワン)を捉えるという任務のため嶺南に向かう。しかし、紫禁城を一歩でると旅路は楽なものではない。夜行便の船に乗ると、見ず知らずの男も勝手に同乗してきて…。

[話売]犬と燕2

嶺南への行程で正体不明の男と乗り合わせた陶雪義。警戒していたが、男の陽気さにおされて気が緩んでしまう。するとだんだん雲行きが怪しくなり…

[話売]犬と燕3

水族の難を逃れた陶と謎の旅人だが、ようやくついた船着き場では陶のみ迎えがあり、陶はあっさりと去ろうとする。その姿に一抹の寂しさを覚えた旅人は、自分の感情に一瞬混乱する。

[話売]犬と燕4

馬をあてがわれ知事にもてなされた陶雪義。広州まで同行した男・葉欣栄の行く末を気にするものの、放免されたと聞き安堵する。しかし、葉は雇い主である提督が罪に問われ、自身にも身の危険が及ぶ。

[話売]犬と燕5

提督の処刑後、混乱の中で葉が出会ったのは怪しげな女。その女に言われるがまま、連れ行かれた先は狙われているという別の女だった。協力と引き換えに報酬を提案される葉たちだったが…。