あらすじ

時は数百年前――不穏な空気に包まれていた中国で、皇帝の軍に所属する宦官・陶雪義は罪人の王(ワン)を捉えるという任務のため嶺南に向かう。しかし、紫禁城を一歩でると旅路は楽なものではない。夜行便の船に乗ると、見ず知らずの男も勝手に同乗してきて…。
[話売]犬と燕1

時は数百年前――不穏な空気に包まれていた中国で、皇帝の軍に所属する宦官・陶雪義は罪人の王(ワン)を捉えるという任務のため嶺南に向かう。しかし、紫禁城を一歩でると旅路は楽なものではない。夜行便の船に乗ると、見ず知らずの男も勝手に同乗してきて…。

[話売]犬と燕2

嶺南への行程で正体不明の男と乗り合わせた陶雪義。警戒していたが、男の陽気さにおされて気が緩んでしまう。するとだんだん雲行きが怪しくなり…

[話売]犬と燕3

水族の難を逃れた陶と謎の旅人だが、ようやくついた船着き場では陶のみ迎えがあり、陶はあっさりと去ろうとする。その姿に一抹の寂しさを覚えた旅人は、自分の感情に一瞬混乱する。

[話売]犬と燕4

馬をあてがわれ知事にもてなされた陶雪義。広州まで同行した男・葉欣栄の行く末を気にするものの、放免されたと聞き安堵する。しかし、葉は雇い主である提督が罪に問われ、自身にも身の危険が及ぶ。

[話売]犬と燕5

提督の処刑後、混乱の中で葉が出会ったのは怪しげな女。その女に言われるがまま、連れ行かれた先は狙われているという別の女だった。協力と引き換えに報酬を提案される葉たちだったが…。

[話売]犬と燕6

目的となっている女を連れ出した葉たちを襲ったのは同じ目的を持つ陶だった。しかも葉を連れ回す女からは毒をまかれて葉は見放され、葉は陶からも身を狙われることに。一騎打ちとなった陶と葉だが、お互いの体力は消耗し…。

[話売]犬と燕7

都では霊感が強いという側室・優妃が、死んだとされているある側室の子・皇太子が生きているのではと統領に告げる。さらにその皇太子が血をもたらすとも…。一方、疲れ果てた葉と陶は青雀庄で一夜を明かす。葉は陶が寝てる間にその場を去ろうとするが…。