あらすじ

妻としての役割を果たそうと努力するハルに信頼が芽生えていく頼純。頼純と心の距離が近づいたように感じたハルは、このまま夫婦として一緒にいられることを期待して…。そして二人の間で交わされた「1年以内に離縁する」という秘密の約束を、頼純の義弟・頼聡に聞かれてしまう。ハルの頼純への気持ちを知りつつも、ハルに好意的な頼聡は、彼女への気持ちが抑えられず…。
偽りの花嫁は愛を孕む 1巻

1年以内に子を授からないと離縁。それがこの結婚の条件──。大正時代、金に困った伯爵家の娘・ハルは、「成り上がり」と言われる男爵家の長男・頼純(よりすみ)との結婚を無理やり命じられる。しかも頼純は13歳年上、女性嫌いで恐ろしい「鬼の将校」と噂されていた。冷たい両親とハルに邪な愛情を持つ義兄のいる伯爵家に二度と戻らないためには、頼純と交わり1年以内に懐妊するしかない…!身ごもることが目的の、愛のない政略結婚だと思っていたけれど、「頼純様のことを知り、心を通わせてみよう」と決めたハルは…!?

偽りの花嫁は愛を孕む 2巻

「結婚1年以内に子を授からないと離縁」という条件で、無理やり九条家に嫁がされた貧乏貴族の娘・ハル。夫となった頼純から冷たく扱われていたが、頼純から結婚の目的を明かされたことで秘密を共有した二人の間に交流が生まれる。お互いの身の上話をして似た境遇であることを知ったハルと頼純。そんな中、頼純の妻の座を狙う小百合は、ハルに邪な愛情を持つ義兄・信篤をそそのかしてハルたち夫婦を別れさせようと企てて…。

偽りの花嫁は愛を孕む 3巻

妻としての役割を果たそうと努力するハルに信頼が芽生えていく頼純。頼純と心の距離が近づいたように感じたハルは、このまま夫婦として一緒にいられることを期待して…。そして二人の間で交わされた「1年以内に離縁する」という秘密の約束を、頼純の義弟・頼聡に聞かれてしまう。ハルの頼純への気持ちを知りつつも、ハルに好意的な頼聡は、彼女への気持ちが抑えられず…。