古民家に1人ひっそりと暮らすおじさん。会話の相手は家にやってくる野良猫と信楽焼の狸。そんなおじさんの前に突然、男子高校生・未来(みく)が現れる。「お前、俺のこと視えてんのか…!?」おじさんと男子高校生、凸凹コンビの生活が始まるーー!?
「あれがアイツらの日常で…これが俺らの日常だ」家の居住権を賭けて、勝負を重ねるおじさんと男子高校生・未来(みく)。「幽霊になった自分の体を試したい!」悪巧みして家を飛び出した未来を追いかけるおじさん。未来の通っていた高校へ向かうが、そこに待っていたのは「自分だけが存在しない」残酷な現実だったーー。
「是非、あの家を買いたくて!」おじさんと未来(みく)が住処にしている古民家に不審人物の影……。「古民家を買いたい!」と一組のカップルが内見に…!?突然の出来事に焦るおじさんと未来。2人は家を死守できるのかーー!?
「俺はいたぞ。嫁も子供もな」おじさんと未来(みく)の家に、近所の子供(幽霊)、ゆんが遊びにやってきた!楽しい時間を過ごし、おじさんと未来はゆんを送りに一緒に公園へ向かうが、そこでおじさんが見た人物とはーー。
「まったく…そんなこと、いつまで覚えてやがんだよ……」ゆんが棲みつく公園でおじさんの家族と再会し、なぜか不安定な様子の未来(みく)。2人でおじさんの家族の家へ向かうが、そこにはおじさんの面影が残る、温かい家族の姿があったーー。
おじさんと家族の一件で、未来(みく)は自分の過去を思い返すことが増えていく。「まだ オレを置いていかないでくれよーー」決まっていつも夢に出てくるのは、幼少期から共に過ごした、幼馴染たちの姿だったーー。
「男が本音を語り合うには河原で一発勝負しかねぇだろ!」心ここにあらずの未来(みく)に喝を入れるおじさん。2人河原で語り合っていると、目の前で子供が溺れてしまう。未来は必死に子供を助けようとするが、未来の手は子供の手をすり抜けてしまいーー…。
未来(みく)の様子を案じ、未来の幼馴染の満己(まき)と百合(ゆり)を尾行するおじさん。そこで衝撃の事実に辿り着く。おじさんは未来を諭すように自らの死んだ理由を語り始める……おじさんが知った事実とはーー?
病院へ向かい、呼吸器に繋がれた自分自身と向き合う未来(みく)。「小僧が半端な覚悟で自分の生死を語るんじゃねぇ!!」同じ家で共に過ごした2人が出した決断とはーー!?
おじさんに別れを告げ、元の身体へ戻った未来(みく)。幼馴染の百合(ゆり)と満己(まき)に迎えられ、次第に日常を取り戻していく。「大丈夫、全部覚えてる。絶対にひとつも忘れたりしないーー」共に過ごしたおじさんと未来、その後の2人はーー?