あらすじ

目の病気によって、ダンスを禁じられた多々良。仙台GPへの出場も見送ることとなった。だが雌伏の時期は、才能との出会い、ダンスへの気づきの時間でもあった――。鎌倉を舞台に、多々良の心に大きな変化が訪れる、転機の最新12巻!!
ボールルームへようこそ 1巻

俊英が贈るダンススポーツ青春譚、開幕!その一歩(ステップ)で僕は変わる――。平凡な中学生、富士田多々良(ふじた・たたら)は将来の夢も特に無く、無為な日々を過ごしていた。そんなある日、謎のヘルメット男に出会った多々良は訳もわからず連れ去られてしまう。男が向かった先は……何と社交ダンスの教室だった。ダンスの世界に一歩を踏み出した多々良の日常が、みるみる変わり始める――!!剥き出しの才能が描く“ボーイ・ミーツ・ダンス”!!踊り手の魂が交錯する舞踏室(ボールルーム)で繰り広げられる、激アツ!ダンスストーリーに酔いしれろ!!

ボールルームへようこそ 2巻

多々良、遂にステージへ――!!ダンスの世界に足を踏み入れた富士田多々良(ふじた・たたら)は、天才ダンサー、兵藤(ひょうどう)の代わりに最高峰の舞台「三笠宮杯」に出ることに!!まだダンスを始めて間もない多々良は、困惑する兵藤のパートナー、花岡雫(はなおか・しずく)と共に舞台へ向かうが……。

ボールルームへようこそ 3巻

「天平(てんぺい)杯」開幕!強敵、賀寿(がじゅ)と直接対決!!――兵藤(ひょうどう)が不在の中、赤城賀寿が雫(しずく)とカップルを組もうと現れる。それを阻止すべく、多々良(たたら)は賀寿の妹の真子(まこ)と組んで「天平杯」に出ることに。仙石(せんごく)直伝の「クイック・ステップ」を武器に経験も技術も格上の賀寿に挑む!!

ボールルームへようこそ(4)

「天平杯」で多々良(たたら)と賀寿(がじゅ)が火花を散らす――!!辛くも「天平杯」決勝に残った多々良は、パートナーの真子(まこ)が「花」として輝けるよう自分が目立つ事を捨て、「額縁」に徹することを決意。そんな多々良の覚悟のダンスが、絶対的強者である賀寿の心を揺さぶって……。混戦必至の決勝の行方は――!?

ボールルームへようこそ(5)

初めての競技会を終えた多々良(たたら)を新たな世界が待つ!「天平(てんぺい)杯」決勝を戦い抜き、辛くも賀寿(がじゅ)と雫(しずく)のカップル成立を阻止した多々良は、満足感と多くの課題を抱えて日常に戻るのだった。しかし、試合の熱も冷めやらずどことなく落ち着かない気持ちの多々良は――。

ボールルームへようこそ(6)

基本に立ち返り、個人練習に精を出す多々良(たたら)だが競技会に出るためには当然、一緒に踊るパートナーを見つけなければならない。ダンス経験のあるクラスメイト、緋山千夏(ひやま・ちなつ)には練習相手も断られてしまう始末だが、果たして……!?

ボールルームへようこそ(7)

多々良(たたら)、夢の舞台<グランプリin静岡>へ――!!パートナーの千夏(ちなつ)と共に兵藤(ひょうどう)マリサの指導を受けることになった多々良。マリサのレッスンにより美しい姿勢、正しいカウント、フットワークなど“競技者”としての基礎を土台から叩き込まれる。しかし、千夏とのダンスは依然、ギクシャクしたまま……。初めての<グランプリin静岡>で多々良と千夏は!?

ボールルームへようこそ(8)

多々良(たたら)と千夏(ちなつ)は師であるマリサに誘われ軽井沢での合同練習に参加。だが、二人の関係は悪化の一途を辿る。そんな多々良の不安を余所に、合宿明けにはマリサから「優勝」を義務付けられている都民大会A級戦が幕を上げる!

ボールルームへようこそ(9)

都民大会A級戦。この大会で優勝しなければ<グランプリin仙台>には出場できないばかりか、千夏とのカップルは解消になってしまう。多々良と千夏は、お互いに不満を抱えながらも予選の舞台へ。自らの不甲斐なさをダンスにぶつけた多々良は千夏との“一瞬の調和”を生み出す。模索を続ける二人のダンスは―!? そして、そんな千夏を意識する明、優勝大本命の釘宮など周囲のダンサーたちにも変化が……。

ボールルームへようこそ(10)

「優勝できなきゃカップル解散」を条件に、都民大会A級戦の舞台を迎えた多々良と千夏。準決勝、二人だけのダンスの“気配”を掴み、勢いを増す多々良ペア! そんな多々良に影響され、釘宮の脳裏にかつての恩師との記憶、そしてダンスへの想いがよぎる…。そして迎えた決勝戦、千夏という「目の前の世界」を通じて改めて自分自身のことに気づかされた多々良は、千夏との踊りにこれまでにない“一体感”を覚え始め――!? 【伝統】の釘宮組VS.【進化】の富士田組、大激戦の都民大会編クライマックスを収録!! 2年半ぶり待望の最新刊がついに発売!!!

ボールルームへようこそ(11)

熱戦続く、東京都民大会・A級戦もついに最終種目! 2人で踊る一体のダンスを会得し、会場の視線を集め出す多々良と千夏ペアに対し、かつての精巧さを取り戻し、最後までダンスへの執念を見せつける釘宮。そして注目の結果発表、優勝に選ばれたのは……。試合後、新学期を迎えた多々良。自身をとりまく日常にも変化が現れ始めて――。作品史上最大ボリュームの試合となった都民大会編がいよいよ完結! 多々良のダンスが次なるステージへと突入する新展開も収録の最新刊!

ボールルームへようこそ Sweep over the Dance hall. 12巻

目の病気によって、ダンスを禁じられた多々良。仙台GPへの出場も見送ることとなった。だが雌伏の時期は、才能との出会い、ダンスへの気づきの時間でもあった――。鎌倉を舞台に、多々良の心に大きな変化が訪れる、転機の最新12巻!!