あらすじ

神様たちの暮らしと記憶…不思議日常譚 これは昔々―― ではなく最近のお話。以前は仲のよかったミツカド山とフタツカド山の神様たち。あることがきっかけで、ふたつの山の神様たちの交流は途絶えてしまったが、再び関係を築こうとするフタツカドの山の神は、使いを出してミツカド山の様子を窺う。だが、フタツカドの神の中には「菊の神」の存在をいぶかしむ者もいて…? 石の神・イシの記憶の空白の部分に、菊の秘密が隠されているのか…… 「忘れられたことは、なかったことになってしまうのか」をテーマに綴る、優しくて、少し可笑しい神々の暮らし。
ひとひとがみ日々 1巻

人の姿をした神と物の怪。その不思議日常譚 時は現代。ミツカド山の麓のある廃村に暮らす者たちがいた。彼らはすべて神―― そう、人の姿をした神だった。その神たちに売る品物を背負ってやってくる物の怪もいれば森の中でうごめく怪しい物の怪もいる。菊の神、大石の神、蔵の神、屋根の神、大杉の神…… 人の体を持つ神たちと、闇にうごめく物の怪たちの仄暗くも優しい日々の物語、開幕。

ひとひとがみ日々 2巻

「神と物の怪、仄暗くも優しい日々の物語」 これは昔々―― ではなく最近のお話。ミツカド山の廃村で暮らしているのは、なぜか人の姿をした神様たち。人の姿になってしまった神様たちは、お腹もすけば眠くもなる。そうした、日々ミツカド山で起きている不思議を解くカギが自らの記憶の中にあるのではないかと考える大石の神・イシは自分の依代を訪ねてみることに…… 「忘れられたことは、なかったことになってしまうのか」をテーマに紡がれる不思議日常譚、第2巻。

ひとひとがみ日々 3巻

神様たちの暮らしと記憶…不思議日常譚 これは昔々―― ではなく最近のお話。以前は仲のよかったミツカド山とフタツカド山の神様たち。あることがきっかけで、ふたつの山の神様たちの交流は途絶えてしまったが、再び関係を築こうとするフタツカドの山の神は、使いを出してミツカド山の様子を窺う。だが、フタツカドの神の中には「菊の神」の存在をいぶかしむ者もいて…? 石の神・イシの記憶の空白の部分に、菊の秘密が隠されているのか…… 「忘れられたことは、なかったことになってしまうのか」をテーマに綴る、優しくて、少し可笑しい神々の暮らし。