あらすじ
【電子版限定特典付き】描きおろし漫画2ページ“お嫁さん”を待っていた龍神と“お嫁さん”と勘違いされた少年の短くて長い大切な1日中学生の紫太郎(したろう)は、見知らぬ神社のベンチで目覚めた。そこに自分のことを「お嫁さん」と呼ぶ龍が現れ……百年もの長い間、お嫁さんを待ち続けている龍神と、「お嫁さん」と勘違いされた記憶が曖昧な訳あり少年の“愛とは何か”を巡るファンタジー&ヒューマンストーリー。2018年にSNSで発表し話題となった漫画「男子中学生をお嫁にしたい龍の漫画」に大幅な加筆修正を加え、2020年11月より約2年半にわたりパイコミックスでWeb連載された本作がこのほど完結。いよいよ単行本になりました。龍神と少年の“愛とは何か”を巡る物語を、ぜひ結末まで見届けてください。描き下ろし後日譚「初雪の朝、晴れた鏡」36ページも収録。著者:idonakaプロフィール:漫画家・イラストレーター。冒険する少年少女とその隣にいる、人じゃない生き物たちが好き。ジャンプルーキーにて糸永山藤名義で2018年5月期ブロンズルーキー賞を受賞。本作が初の長編連載作品。Twitter:@idokara_idonaka Instagram:idonaka
紫太郎は中学の入学式の直後、見知らぬ神社の前で目を覚まします。 そこで彼が遭遇したのは巨大な龍神。 龍神はなぜか紫太郎のことを“お嫁さん”と呼び、そのまま結婚の儀式をしようとするのですが、 結婚の意味も知らず、名前を持たなかったその龍神に「ヤマブキ」という名前を付け、紫太郎は少しの間ともに過ごすことになります。 龍神が神社に棲み着くきっかけとなった100年前の出来事、 龍神と紫太郎、それぞれの心の中に根を張っていた孤独な感情 そして紫太郎から失われていた神社で目覚めるまでの記憶と右目 それら全ての要素が一本の線で繋がった時、 紫太郎と龍神は“愛”という言葉の意味を知る― そんなストーリーが300ページ超の大ボリュームで紡がれた1冊です。