不遇の少女・沙夜の危機の前に現れたのは美しい妖・玖遠だった。屋敷に戻りたくないと願った沙夜に玖遠が提案したのは、己の花嫁になること。戸惑いながらもその申し出を受けた先で待っていたのは甘く優しい日々で――。
玖遠と過ごす日々によって笑顔を取り戻した沙夜。心に余裕が生まれたことによって、沙夜に新たな感情が芽生えていく…。そんな中、なにやら不穏な雰囲気がふたりの周りを漂い始めて――。