あらすじ

最低最悪のハッピーエンド 「夢の技術」 どんな時も自分に自信をくれる機械。食糧難を乗り切るスーパーフード。愛する人を見守れる装置。社会を、世界をよりよくするための技術を、人の欲望が地獄に変える。今一番辛い気持ちになれる、ディストピアオムニバスホラー第4弾!
終末の箱庭 1巻

【鳥肌保証】予測不能の終末世界ホラー開幕 ここからあなたが覗くのは、人類終焉最悪のシナリオ。まともじゃないこの世界で、あなたは正気を保てますか? 遺伝子改良を施した、生まれた時から優秀な才児。一切の不健全を許さない徹底した教育。死者の魂を呼び戻す儀式の流行。利便性のために、管理のために、欲望のために… 生まれてしまったディストピア。その果てに待つものは、生きている意味を見失うレベルの恐怖。予測不能のディストピアホラー。壮大な終末の物語が始まる。

終末の箱庭 2巻

最高に嫌な気持ちになれるホラーの新境地 好きな人ともっと一緒にいたい。皆にもっともっと注目されたい。もっともっともっと若くありたい。もっともっともっともっともっと もっともっともっともっともっと もっともっともっともっともっと もっともっともっともっともっと 人の素朴な欲望が膨らむとき、世界は終末へと加速する。恐怖、絶望、胸糞、全てが規格外の第2巻。マヂカルラブリー野田クリスタル氏も称賛&病みつき!!!!! 最高に嫌な気持ちになれる話題作!!!!!!

終末の箱庭 3巻

【後味最悪】人間崩壊SFホラー もしも、寝食を気にせずにすむ身体があれば。もしも、簡単に性格を直せる機械があれば。もしも、犯罪のないクリーンな街があれば。そうすれば、きっとみんな幸せ。そのはずだったのに。読めば不安が訪れる、今一番後味の悪い新型恐怖に、クセになる人が続出中!!!! 戦慄のオムニバス終末世界ホラー第3巻!!!!!

終末の箱庭 4巻

最低最悪のハッピーエンド 「夢の技術」 どんな時も自分に自信をくれる機械。食糧難を乗り切るスーパーフード。愛する人を見守れる装置。社会を、世界をよりよくするための技術を、人の欲望が地獄に変える。今一番辛い気持ちになれる、ディストピアオムニバスホラー第4弾!

終末の箱庭

新たなる恐怖の幕開け! 連作ディストピアホラー #1巻応援

終末の箱庭 岬かいり
兎来栄寿
兎来栄寿

バズりにバズった「笑顔の世界」を始めとするホラー短編で『ちゃお』読者にたくさんのトラウマをもたらしたホラーの名手・岬かいりさんの新作です。 今回も、1話ごとに恐ろしい世界をたっぷりと見せてくれます。あたかも『世にも奇妙な物語』の怖い回のような、さまざまな設定がなされた世界における恐怖の数々。本作の特徴としては、単話ごとに楽しめるように描かれているのですが、それぞれのお話ごとの繋がりが明確に描かれておりやがて収斂していくことを仄めかす構成が挙げられます。 短編としても楽しめながら、大きな設定がもたらす謎やサスペンス性により1粒で2度美味しい作品です。 『笑顔の世界』のクチコミにも書きましたが、岬かいりさんの描く歪んだ世界はただ露悪的なだけではなく現実世界と地続きなのが印象的です。 さまざまなディストピア感が描かれますが、それらは決してファンタジーではなくややもすれば現実で人間の愚かさや弱さが引き起こしてしまいそうなものでもあります。逆に言えば、人間が愚かであるからこそこうした物語による警鐘が必要であり、それを浴びて生きてきた血脈がこうした物語に対して悍ましくも目が離せないという感情を抱かせるのかもしれません。 岬かいりさんは、個々のシーンにおいても「通常であれば読者はこういう感情を持つから、こういう反応を期待するだろう」という部分をそのまま描かず、たくさん裏切ってくれるのもまたホラーに合っています。 終わったときには近年のホラー系作品の中でも一際名作として聳え立っていそうです。