あらすじ【離縁していただくその日まで、立派な悪女を演じます】「悪女として嫁ぎ、三年後に離縁する」というディランとの契約を満了するため、張り切って“悪女”としての契約結婚生活をスタートさせたエイヴリル。しかし、“悪女”どころか聡明ささえ感じさせる振る舞いや、噂とはうって変わり使用人たちに対して気遣いを見せるエイヴリルの様子にディランは困惑しつつも、彼女の不思議な魅力に惹かれていく――
虐げられていた女の子が救われる系の、小説家になろう掲載作品コミカライズ。 悪女の妹とすり替わって嫁入りが必要になったも主人公。 彼女は、非常にマイペースで、ほんわかとしていて、思いやりがある。 虐げられた設定がなければお姫様。 さらひ、おまけに見たものを忘れられない特殊能力に加え、知識欲の権化。 頭の回転もよく、これなら妹のような悪女のふりも余裕だろうと思いきや、なぜか悪女のふりだけうまく行かない…。 悪女の振る舞いといってやることなすこと、なぜか善行。こつこつと積み重ねている。 さらに主人公は狼狽えつつも上手くごまかせたと毎度思っている。 だけど身近な人々はなぜこの人は悪女のふりをするんだろう、と頭を抱える仕上がり。 18禁NGの庶民派ご令嬢には、なんと荷が重すぎる「悪女設定」。 契約条件を鑑みると、主人公は悪女のふり必須だからと、今日も悪女のふりをしている。 主人公と周囲のコントのようなやりとりがとても軽快。 もっとたくさん読みたくなってくる。