あらすじ「吉行が女だったら…俺はどうしたかったんだ」――大学の同級生であり同僚の滝は、今まで気にも留めていなかった夏樹の性別について、事実に直面し、動揺していた。そしてゴードン展も終盤に差し掛かり、英明との約束を果たす時が近づいていた。男でも女でもなく、ただまっすぐ自分に思いをぶつけてくる英明に揺らぐ気持ちを感じていた夏樹だったが、プロジェクト終了を機にきっぱり関係を絶とうと考えていた。そんな中、夏樹の心の拠り所であった八目ビルが売りに出されていて――!?