あらすじ仕手戦に勝利した美山は30億円もの不良債権を無事回収し、再び出世街道へ舞い戻った――。 しかし、機会を伺っていた宇野が遂に新崎に接触。二人は美山に揺さぶりを掛けるものの、新崎は美山の工作により地方へ左遷されてしまう。 果たして美山はこのまま時効を迎え完全犯罪で逃げ切れるのか…? 現代版「罪と罰」最終章。
・読んだ直後に思ったこと ※一番大事!※ たかもちげんが好きなので色々読んでいるがこれは読んでいなかったと思う。タイトルの感じで祝福王みたいなのかなと思ったらピカレスクロマンだった。 読後感は六田登の「ICHIGO[二都物語]」を読んだ時と同じ気分のような気がする ・特に好きなところは? 主人公の美山京介を追う刑事が美山を追い詰めるために、美山の銀行でのアライバルである新崎と組んだりするあたりと出てくる店なの名前が「南波」だったこと。「南波」はたかもちげんの苗字です。 ・作品の応援や未読の方へオススメする一言! あらすじからは予想できない展開だった。美山と新崎の対決、取り巻く銀行の環境、深山の過去の犯罪を暴こうとする刑事が見事に組み合わさったピカレスクロマンだった。最近たかもちげんの配信が始まっているので、チャイニーズ・エンゼル・カンパニーとかやだね!とかも復刻して欲しい。願わくばビッグコミック系列で描かれた読切とかも配信してほしいところです。あとコミックアレでやっていた「アウトロー」も頼みます。