あらすじ美山は交通事故で瀕死となった須藤優を奇跡的に救う。これが新崎を一か八かの賭けに出させる。 一方、会社から切り捨てられることとなった美山は、新崎が脅迫に使った案件を自分が解決すると宣言。 1か月で結果を出せなければクビ…それを条件に美山は仕手戦に挑む。 そんな中、老刑事・宇野の直感は美山が14年前に起きた殺人事件の犯人だと見抜き、捜査を始めるのであった。
・読んだ直後に思ったこと ※一番大事!※ たかもちげんが好きなので色々読んでいるがこれは読んでいなかったと思う。タイトルの感じで祝福王みたいなのかなと思ったらピカレスクロマンだった。 読後感は六田登の「ICHIGO[二都物語]」を読んだ時と同じ気分のような気がする ・特に好きなところは? 主人公の美山京介を追う刑事が美山を追い詰めるために、美山の銀行でのアライバルである新崎と組んだりするあたりと出てくる店なの名前が「南波」だったこと。「南波」はたかもちげんの苗字です。 ・作品の応援や未読の方へオススメする一言! あらすじからは予想できない展開だった。美山と新崎の対決、取り巻く銀行の環境、深山の過去の犯罪を暴こうとする刑事が見事に組み合わさったピカレスクロマンだった。最近たかもちげんの配信が始まっているので、チャイニーズ・エンゼル・カンパニーとかやだね!とかも復刻して欲しい。願わくばビッグコミック系列で描かれた読切とかも配信してほしいところです。あとコミックアレでやっていた「アウトロー」も頼みます。