ロイカンネン将軍を仲間に加え、カジノの闇を暴いたアルカンとリューディア。それにより国民の支持を一気に獲得した彼らの元に、従属派の内務大臣ヘンリク・ラウディオより面会を求める手紙が届いた。現在エルヴィの味方をしているものの、彼自身は非常に高い政治手腕を誇る上、国内屈指の名家の当主であるため、味方につけられれば今後の争いで非常に有利に働くこととなる。そこで周囲の心配をよそにアルカンは一人でラウディオ家の屋敷へと向かったが、対面したヘンリクはなぜか「策」の内容を知っていた――。国に捨てられた少年と、一人ぼっちの少女の復讐劇、怒涛の展開の第2巻!!