あらすじ

大空を翔るパイロットへの夢を抱いていた少年たち。彼らが大人になったときに乗ったのは死と隣り合わせの戦闘機だった。太平洋戦争末期、多くの若者たちが片道分の燃料を載せた特攻機に乗り、戦いの空に散っていった。国を守るため、そして愛する恋人や家族、仲間のために戦った。第1巻では、名機「紫電」「桜花」「紫電改」「雷電」「彩雲」「月光」が登場し、心揺さぶるストーリーをオムニバス形式で収録。戦争漫画の傑作だ!
戦空の魂 新装版 1巻

大空を翔るパイロットへの夢を抱いていた少年たち。彼らが大人になったときに乗ったのは死と隣り合わせの戦闘機だった。太平洋戦争末期、多くの若者たちが片道分の燃料を載せた特攻機に乗り、戦いの空に散っていった。国を守るため、そして愛する恋人や家族、仲間のために戦った。第1巻では、名機「紫電」「桜花」「紫電改」「雷電」「彩雲」「月光」が登場し、心揺さぶるストーリーをオムニバス形式で収録。戦争漫画の傑作だ!

戦空の魂 新装版 2巻

「ワレ燃料ナシ 敵空母ニ突入ス 以上」という打電を残し、ミッドウェー沖の敵空母に体当たりしていった同期の友。一方、ゴツイ顔をしているが気が弱い男は、魚雷に襲われる戦艦・飛龍を守るため、操縦する九九式艦上爆撃機とともにその魚雷に体当たりしていった。妻と子どもの写真を握りしめながら……。第2巻では、「九九式艦上爆撃機」をはじめ、「十三試艦上爆撃機」「零式艦上戦闘機」「零式小型水上偵察機」「連山」「震電」とともに戦った若者たちの壮絶な生き様を描く!

戦空の魂 新装版 3巻

「爆弾を装備したまま体当たり……。なぜ、そこまでやる。カミカゼ特別攻撃機。いったい彼らは何者だ……」と敵兵士は困惑していた。そんな特攻機に乗る隊員たちは出撃する日、みんな笑顔でいる。それは周りの人たちを悲しませないために、笑うしかないからだ。第3巻では、「零式艦上戦闘機五二型」「零式艦上戦闘機三二型」「93式陸上中間練習機」らとともに戦った若者たちの愛と悲しみに満ちた生き様を描く!

戦空の魂 新装版 4巻

敵機を簡単に撃ち落とす方法、それは「近接戦闘」。敵機の死角となる後方下より忍びより、キャノピー(風防)全面に敵機がひろがり、パイロットの白眼が見えたら撃つ。エースパイロットたちの90%はこの「近接戦闘」により撃墜数をのばしたといわれる。第4巻では、「隼」を操りエースと呼ばれた男の物語のほか、「一式陸上攻撃機」「水上戦闘機 強風」「秋水」らとともに戦った勇敢な若者たちの姿を描く!

戦空の魂 新装版 5巻

ホラ吹きと笑われている男が仲間たちを救うために見せた勇気とは!? その男は、対爆撃機専用の双発戦闘機「月光」に乗り、敵機との格闘に挑んでいった。第5巻では、「月光」「紫電改」「対潜哨戒機 東海」「四式戦闘機 疾風」とともに戦い、逞しく生きた若者たちの姿を描く!

戦空の魂 新装版 6巻

昭和18年10月6日、中部太平洋ウェーク島上空で零戦は、アメリカ軍最新鋭戦闘機「F6F」に完敗した。その2年後、岩手県上空に最新型のゼロ戦の姿があった。「F6F」との最後の勝負に挑む!第6巻では、「零式艦上戦闘機五四型」「二式複座戦闘機 屠龍」「艦上爆撃機 彗星」「特殊爆撃機 晴嵐」とともに戦った男たちの熱き生き様を描く!

戦空の魂 新装版 7巻

輸送隊の任務は。人員や物質を目的地へ無事届けること。しかし、それは簡単なことではなく、行方不明になった輸送機も少なくない。そうしたなか、海軍輸送隊の「空の名物男」はこの任務を忠実に成し遂げる。第7巻では、「零式輸送機」「一式戦闘機 隼」「96式艦上戦闘機」を操った者たちの誇り高き生き様を描く!

戦空の魂 新装版 8巻

審査部パイロットには視力以上に洞察眼が不可欠。味方も敵も国も関係なく、その飛行機の設計思想にまで踏み込み、長所短所をすべて冷静に見抜くことが求められている。第8巻では、「航空審査部戦闘隊 バッファロー・フォッケウルフ」「99式艦上爆撃機」「18試陸上偵察機 景雲」らを操った者たちの尊い生き様を描く!

戦空の魂 新装版 9巻

本来、飛行機は兵器ではない。飛行機の理想とは何か!? それは、より速く、より高く、より遠くまで飛ぶこと。戦時中、長距離飛行の世界新記録に挑んだ「A-26長距離研究機」。同機の開発者は撃墜されることを覚悟してまで自らも搭乗し、夢の実現に向け空を翔けぬけ、そして命を失った……。果たして、飛行距離はいかに!? 第9巻では、「A-26長距離研究機」「10式艦上戦闘機」「艦上攻撃機 流星改」らとともに、信念を貫いた者たちの生き様を描く!

戦空の魂 新装版 10巻

パイロットになることが夢だった17歳の若者が乗るのは、「桜花」だった。機首に千二百キロの徹甲爆弾を装着し、敵艦に体当たりするだけの滑空爆弾機。沖縄海域の戦闘で、この若者が乗った「桜花」は高度20メートルで敵艦に向け突進。対空砲火命中後も進路を変えず、艦の左舷中央部に突入し弾薬庫で爆発。その1分後、敵艦は沈没。1,945年5月12日、その若者の18歳の誕生日だった。「紫電改 桜花」をはじめ、「九九式水上偵察機」「零式艦上戦闘機」「三式戦闘機 飛燕」に乗った者たちの生きた証を描く!

戦空の魂 新装版 11巻

「生還を期せず」と、多くの水上機乗りに生きて還れぬ任務を命じた艦長。しかし、艦の上空で勇敢に戦うパイロットの中尉に命じた最後の言葉は、「生還を期せ」だった。やがて艦長の乗る戦艦は海の底に沈んでいった。その2カ月後、その中尉が率いる第3指宿水上特別攻撃機は、「生還を期せず」の言葉とともに沖縄海域の敵艦への体当たりを敢行した。第11巻では、「零式水上観測機」「夜間戦闘機 月光」「水上戦闘機 強風」らとともに戦った者たちの勇気や愛、揺れ動く心を描く!

戦空の魂 新装版 12巻

仲間にハイエナと呼ばれる男。無傷の敵機には攻撃せず、仲間が攻撃し敵が弱ったところでやってくる。横取りするからハイエナだ。そんな男が家族の愛と教官からの信頼で生まれ変わり、真っ先に襲い掛かる獣となって戦いの空に挑んでいった。最終巻では、「陸軍五式戦闘機」「三式戦闘機 飛燕」「陸軍97式戦闘機」らとともに戦った者たちの勇敢な姿を描く!感動の戦記ドラマ「戦空の魂」、ここに完結!