あらすじパイロットになることが夢だった17歳の若者が乗るのは、「桜花」だった。機首に千二百キロの徹甲爆弾を装着し、敵艦に体当たりするだけの滑空爆弾機。沖縄海域の戦闘で、この若者が乗った「桜花」は高度20メートルで敵艦に向け突進。対空砲火命中後も進路を変えず、艦の左舷中央部に突入し弾薬庫で爆発。その1分後、敵艦は沈没。1,945年5月12日、その若者の18歳の誕生日だった。「紫電改 桜花」をはじめ、「九九式水上偵察機」「零式艦上戦闘機」「三式戦闘機 飛燕」に乗った者たちの生きた証を描く!