あらすじ

snsで話題!竜殺しの旅路、待望の1巻! 「もし会えたら死んでもいいと思っていた」 竜が棲む世界の流刑地、陵獄島。斬った相手の記憶が垣間見える首打人の少年・イサギはある日、稀代の名将・タツナミと出会う… 二人の出会いはやがて、イサギの旅立つきっかけとなるがそれは救いか、破滅か。魂を紡ぐ意義をここに問う竜殺しの旅路。
竜送りのイサギ 1巻
snsで話題!竜殺しの旅路、待望の1巻! 「もし会えたら死んでもいいと思っていた」 竜が棲む世界の流刑地、陵獄島。斬った相手の記憶が垣間見える首打人の少年・イサギはある日、稀代の名将・タツナミと出会う… 二人の出会いはやがて、イサギの旅立つきっかけとなるがそれは救いか、破滅か。魂を紡ぐ意義をここに問う竜殺しの旅路。
竜送りのイサギ 2巻
1巻発売即重版の話題作、待望の2巻!! 「いいか分かるように言ってやる! これは“誇り”の話だ!!」 窮地のイサギとチエナミの前に現れたのは大商人・十文字マヒナ。しかし彼女が持ち掛けた取引はイサギに酷な選択を迫るもので――… 交わす言葉、下ろされる刃を前にチエナミの決めた覚悟とは―― 魂を紡ぐ意義をここに問う、竜殺しの旅路。
月姫 -A piece of blue glass moon- コミックアンソロジー

月姫 -A piece of blue glass moon- コミックアンソロジー

新生した『月姫』が、コミックアンソロジーで登場! カバー:武梨えり イラスト:ゴンタ マンガ:薊マスラオ/芦田ゆり/うはなこ/nあくた/高原 由/武梨えり/nipi/furu/星野 真/まめねこ2号/めたろぐ/リョウスケ/ロイスト
ノケモノたちの夜 フレイムナイト

ノケモノたちの夜 フレイムナイト

アニメ放映記念! 少女と悪魔の旅路、再び。不老不死の悪魔・マルバスと、共に生きる契約のため、視力を対価に捧げた少女・ウィステリア。マルバスのかつての同胞を探す旅の道中、訪れた森林庭園。そこはマルバスの元契約者・オフェーリアが 「光るバラ」の研究に生涯を捧げた場所だった。「私が死んだあと、バラが咲くのを見届けて欲しい。」 しかし彼女が遺した庭園は、見るも無残に荒廃しており…? マルバスはかつての約束を果たすため、森の奥へ進み、元凶と対峙する――… 忘れられない夜を知る人に献ずる常夜奇譚。
ノケモノたちの夜

ノケモノたちの夜

不死の悪魔と不幸な少女、孤独を分かつ物語 孤独な夜、退屈な夜、闇の中で出会った悪魔と少女は光を求めて手を取り合う―― 傍にいる悪魔が、救い。傍にある少女が、暇潰し。19世紀末、大英帝国の片隅での2人の出会いが居場所を求め彷徨う物語を紡ぎ出す。孤独を分かつ者たちに囁く悪魔と少女の常夜奇譚(ダークナイトストーリー)。
男子の品格

男子の品格

男子が主役で百合…?な学園コメディー! 主役、男子。ジャンル、百合………? 「今日からウチの男子校全員女装!」強制的に全男子生徒が女子の制服で過ごします。『こんな学校嫌だ!…でも…あれ…?なんか楽しそう…』と何故か思えちゃうかもしれません。何故ならこの学校の人々は皆、愛おしいほど真剣だから。異常な日常の男子校学園コメディー、開校です。
竜送りのイサギ
人の首を斬り、龍を殺す覇道の英雄譚 #1巻応援
竜送りのイサギ 星野真
兎来栄寿
兎来栄寿
『男子の品格』『ノケモノたちの夜』の星野真さんの新作は、根幹の大きな設定に魅力がある和風ファンタジーです。 この世界には龍がいて、それは多くの人にとっては吉祥の象徴。しかし、流刑島で罪人の首を斬る役目に就く主人公イサギに剣を教え込んだ名将・タツナミだけは違いました。ただひとり龍にまつわる「ある仮説」を立てており、そのために龍を殺すという大罪を為したのです。 龍殺しはいわば多くの人にとって信仰の対象となっている神を殺したも同然です。しかし、その真意をイサギとタツナミの息子のチエナミだけが知ることとなり、その真相の確認とそれが本当であるならば龍を殺さねばならないという大業を為しに向かう物語となっています。 恐らくその目的が人々に知られれば、狂人と罵られるような蛮行に映るでしょう。ほとんど誰にも理解されない、けれどその理解してくれない数多の人々を救うために孤立無縁の戦いに挑んでいく。その、哀しくも気高い構図が堪りません。 また、罪人ならまだしも時には裁かれるほどではない者の首も斬り続けてきたであろうイサギ。彼の背負った闇もこの作品の雰囲気を形作っています。望むと望まざるに関わらず斬った相手の持つ記憶を垣間見ることができるという能力を持つイサギは、逃げられない仕事を通じてさまざまなものを見てきたことでしょう。常人では堪えられないほどの重苦を味わってきたイサギから時折覗かせる闇もまた、この作品のポイントです。その闇があるからこそ、緩急をつけたシーンも際立っています。 何よりも星野真さんの絵が良く、ひとつひとつの表情、ひとつひとつの眼の力がとても魅力的です。イサギがタツナミから授けられた剣の腕前を発揮するシーンを始めとして、アクションシーンの迫力も圧巻です。 辰年に相応しく、今年読みたい作品のひとつです。