あらすじ

明治32年、信州、小諸の小諸義塾に教師の職を得た島崎藤村は妻の冬子と共にこの地に居を構え、教職の傍ら畑仕事を行い、町の人々や他の教師たちとの交流を深めながら日々の暮らしを営んでいた。しかし自由平等がまだ夢であったこの時代、自由な校風を目指す彼らへの風当たりは強く、小諸義塾は徐々に苦しい経営を強いられてゆく。やがて富国強兵を推し進める日本とロシアとの間に戦争が勃発。時代はますます混迷の度を深めてゆくが、藤村はその流れに翻弄される事無く、小説家としての己の道を切り開いてゆくのだった。「千曲川のスケッチ」「破戒」などの作品で知られる詩人、小説家の島崎藤村が信州、小諸で過ごした7年間を描いた高木達の脚本による演劇を小諸出身の漫画家小山田いくがコミカライズした作品!
青春の賦~乱れて熱き吾身には~ 島崎藤村物語 上

明治14年、長野県(現在は岐阜県)の馬籠宿から兄弟と共に上京した島崎春樹は明治学院を卒業。明治女学校に英語教師の職を得ると共に女学雑誌社で詩人、北村透谷、作家、星野天地らと親交を深めながら文学の道へと足を踏み入れるが、それは決して平坦な道ではなかった。教え子への慕情と自責、世の中の混乱、愛する人との別れ。一度は悩み、全てを捨てて旅に出た春樹だったが、やがて自らの文学の道を見出し、名を藤村と変えてその道を歩み始める。「夜明け前」「千曲川旅情の歌」などの作品で知られる詩人、小説家の島崎藤村が信州、小諸に居を構える前、文学者として歩み始めた頃を描いた高木達の脚本による演劇を小諸出身の漫画家小山田いくがコミカライズ!

表白のとき 小諸日記~藤村と冬子~ 島崎藤村物語 下

明治32年、信州、小諸の小諸義塾に教師の職を得た島崎藤村は妻の冬子と共にこの地に居を構え、教職の傍ら畑仕事を行い、町の人々や他の教師たちとの交流を深めながら日々の暮らしを営んでいた。しかし自由平等がまだ夢であったこの時代、自由な校風を目指す彼らへの風当たりは強く、小諸義塾は徐々に苦しい経営を強いられてゆく。やがて富国強兵を推し進める日本とロシアとの間に戦争が勃発。時代はますます混迷の度を深めてゆくが、藤村はその流れに翻弄される事無く、小説家としての己の道を切り開いてゆくのだった。「千曲川のスケッチ」「破戒」などの作品で知られる詩人、小説家の島崎藤村が信州、小諸で過ごした7年間を描いた高木達の脚本による演劇を小諸出身の漫画家小山田いくがコミカライズした作品!